2022年も残すところあとわずか。年の瀬に広告代理店業界で恒例となっているのが、タレントたちの人気変動調査だという。広告代理店キャスティング担当者が語る。
「毎年一年の締めくくりとして、テレビ業界やクライアントに対して『今年株を下げた&上げた芸能人』に関する調査をしています」
本誌は、大手広告代理店が調査し、作成した「株を下げたタレントランキング」を入手。
男女別のランキングから見えてきたのは「2022年芸能界スキャンダル一覧図」だった――。
「株下げ芸能人」女性部門の1位は、元卓球選手の福原愛。
かつては“国民的アイドル”だったが、2021年の離婚騒動以来、不倫報道などネガティブな話題が続いている。
「離婚ばかりか、別の男性とホテルに行って何もしていないという弁解は苦しい」(CMプロデューサー)、「離婚や不倫報道を見ていると、子供がかわいそう」(クライアント)と、業界人もお手上げ状態だ。
2位はフリーアナウンサーの新井恵理那。10月に本誌が一般男性との“ほぼ同棲状態”をキャッチしたのだが……。
「熱愛報道に『盗撮』と言及。キャスターとしてどうなのか……」(テレビ局プロデューサー)と、厳しい声が業界からも聞こえてくる。
4位は、2021年の離婚からスピード再婚、小林麻耶からの改名と、今年も話題に事欠かなかった國光真耶。
「義理の弟である市川團十郎について、YouTubeで暴露したことでも話題に。どういう方向を目指しているのか……」(クライアント)
7位の篠田麻里子は、2022年8月に夫との別居が報道された。さらに翌月、離婚調停中という続報まで出た。「順風満帆な“ママタレ”のイメージでしたが、不安定な私生活が露見してがっかり」(キャスティング担当)
続いて「株を下げた」男性芸能人。今年は性加害報道など、女性問題で株を下げた芸能人が上位に目立つ。
2位に700票近くの差をつけて1位になったのは、俳優の香川照之。8月に「週刊新潮」などで銀座のクラブホステスへの性暴力が次々と報じられ、すべての番組出演を自粛。
CMも多数打ち切りとなった。「役者、タレントとして素晴らしい活躍をしていただけに本当に残念」(テレビ局プロデューサー)。12月6日、歌舞伎座で「市川中車」として復帰したが、先行きは不透明だ。
2位は俳優の木下ほうか。こちらも、「週刊文春」などで、性加害を受けていたと複数の女優から告発された。「ここまでいくつも悪い話が出てくると、さすがに絶望的」(テレビ局プロデューサー)。
そのほかにも、「スーパーフリー事件」を学園祭でイジり炎上した、Creepy NutsのDJ松永が3位、9月に妻の三田寛子との別居が報じられた中村芝翫(しかん)が5位。
広告代理店担当者は、今回のランキングをこう分析する。
「株を下げた芸能人については、私生活のスキャンダルが原因という人が多く、特に女性部門は年齢が低め。
一方、株を上げた男性では、年齢が高い人が多い。テレビへの関心が弱まってきた今、芸能人の底力が試された一年だったのかもしれません」
来る2023年、次に株価が乱高下するのは、いったい誰なのか――。
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