6月12日、北海道日本ハムファイターズ戦で0対2と敗れ、6連敗となった中日ドラゴンズ。同時に22イニング連続無得点という不名誉な記録も継続しているが、試合中、波留敏夫打撃コーチ(52)が見せた “怒気” が話題を呼んでいる。
前々日からの無得点が続くなか、5回表の攻撃を迎えた中日はベンチ前で円陣を組んだ。その際、波留コーチがマスクを外した状態で野手陣に「いつまで甘えてやってんねん。その気でやらんか、アホォ!」と大声で一喝したのだ。
この様子は当日のテレビ中継でも放映され、視聴者も生々しい波留コーチの怒声を聞くことになった。
直後からインターネット上では、波留コーチの怒声について呆れる声が上がっている。
《波留コーチの円陣での恫喝、時代遅れだよな…》
《えぇ…なにこれぇ…。中日の円陣?での波留コーチの檄?みたいだけど…。ノリさん戻ってきて…。いやー日ハムと真逆すぎるわ。こえーよ。なんなんだよこのチーム。》
《波留に限らず大声出す時にマスク外す人って何の為にマスクしてるんだろうって常日頃思ってる》
野球専門誌ライターはこう語る。
「波留コーチは野球にまっすぐな性格の反面、現役時代から血気盛んな一面があることは昔から知られていました。横浜DeNAベイスターズのコーチを務めていた2013年には『勝てますか?』と尋ねた当時の球団社長に対して激昂し、口論となって球団から罰金100万円を課されたことがあります。
しかし、これだけ熱い指導をしているにもかかわらず、コーチとして在籍した2006年~2013年の横浜時代、2014年~2021年の中日時代の計16年間でAクラス(3位以上)を経験したのが2020年の1回だけというのが、なんとも皮肉ですね……」
12日の対戦相手の日本ハムは “BIG BOSS” こと新庄剛志監督(50)のもとで選手たちが伸び伸びとプレー。
なかでも新庄監督からしきりに “檄” を受けていた清宮幸太郎(23)は、この日タイムリーヒットを放ち、中日ベンチとの違いを示す象徴的な瞬間となった。
闘将と呼ばれた中日レジェンドの故・星野仙一氏も阪神タイガース、東北楽天ゴールデンイーグルスと渡り歩くにつれて “丸くなった” と称されたが、代わりに結果も残している。
変革が求められる時代かもしれない――。
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