【ガソリン価格高騰】セルフスタンドでやりがち「ちょびちょび給油」は危険!識者語る「引火の可能性」
「値上がりは11週連続で、176円台になったのは、じつに15年ぶりのことです。今後も、サウジアラビアやロシアなどの主要産油国が減産を表明していますし、ガソリンなどの燃料価格高騰の負担軽減策として、国が給付している補助金の補助率も、6月から段階的に引き下げられ9月で終了します。価格が下がる要素が、まったく見当たらないのです」(経済担当記者)
「セルフスタンドには『満タン自動停止後の追加給油禁止』といった注意書きが貼られています。しかし、およそ8割のお客様は、いわゆる『ちょびちょび給油』をしていると思います。なかには、給油口を覗き込みながら追加給油しているお客様もいらっしゃいます」(セルフスタンド店員)
「ガソリンは、温度が10℃上がると容積が1.2倍になるとされていますから、乗用車のガソリンタンクは上部に10%程度の空間ができるように設計されています。給油ノズルの先端にあるセンサーにガソリンがふれて、オートストップ機能が作動するわけですが、この状態で、すでに“満タン”なんです。めいっぱい給油をしてキャップを閉めると、熱でタンク内のガソリンが膨張し、タンクを傷めてしまう可能性もあります
「ちょびちょび給油」は厳禁。自動停止したら、それ以上の給油はしないように。