昨年7月の都議選中に車の無免許運転で事故を起こすなど、度重なる無免許運転により、道交法違反で在宅起訴された木下富美子被告。1月25日、初公判が東京地裁でおこなわれた。
報道によると、裁判官から「起訴内容に違っている点はありますか?」と聞かれた木下被告は、「いえ、ございません」と起訴内容を認めたという。
その後の被告人質問では、「都議会議員選挙の再選に向けてプレッシャーが大きく、まともな判断ができない状況でした。街頭演説などのため、免停期間に運転してしまった」と涙ながらに語り、「本当に反省しています。二度と交通違反をおこなわないことを約束します」と謝罪したと報じられている。
「木下被告は、当選後に無免許運転が発覚し、大きな騒動になりました。都議会で2度の辞職勧告が決議されたものの応じず、約4カ月間、公の場に姿を見せませんでした。
ようやく登庁したかと思えば、『議員を続けてほしいという声もある』と議員活動の継続に意欲を示しましたが、最終的には11月22日、小池都知事らに促される形で辞職に至っています」(政治ジャーナリスト)
公判までは、心身ともに憔悴し、“やけ酒” に走る場面もあったようだ。本誌は、昨年12月に木下被告の姿を目撃している。
12月15日の朝、ゴミ出しに出た木下被告は、少しやつれた様子で自宅の扉を重そうに開けた。両手に抱えた袋には、あふれんばかりの酒瓶と空き缶がつまっていた。そのほとんどが、日本酒やレモンサワー、ハイボールといった酒類だった。本誌記者が木下被告に声をかけると、ダッシュで自宅に戻ってしまった――。
検察は、木下被告が2017~2021年の4年間で交通違反を12回繰り返し、免許停止処分も過去に4回受けていた点を指摘し、「きわめて悪質で法令順守の意識が欠落している」と、懲役10カ月を求刑した。判決は2月15日に言い渡される。
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