《Japan will eventually cease to exist.(日本はいずれ消滅するだろう)》
突如、ツイッターにこう記したのは、米・電気自動車企業「テスラ」のCEOで、世界一の資産家であるイーロン・マスク氏(50)だ。マスク氏は、4月25日(米国時間)にツイッター社と同社の買収で合意している。
ツイッター買収後、マスク氏が「言論の自由」に関連する規制の見直しを検討していることが報じられており、それ以降、彼のツイッター上での発言に注目が集まっている。
5月5日、マスク氏は日本の出生率低下を指摘する記事に言及する形で、こう警告した(以下、日本語訳)。
《当たり前のことを言うようだが、出生率が死亡率を超える変化がない限り、日本はいずれ消滅するだろう。それは世界にとって大きな損失となる》
たしかに総務省が2022年4月に発表した日本の総人口は、2021年より64万4000人も減少しており、1950年以降で過去最大の減少幅だった。こうした現状を厳しく指摘するマスク氏の発言に、SNS上では「どうすれば人口が増えるのか」の議論が過熱している。
《子供1人産む度に1000万くらい出さないと改善しないんじゃね?www》
《当たり前の算数の問題なんだけど、出生率が悪いのは、子どもを産み育てようとする気力をなくす政治なんだというところまで言ってほしかったな》
《イーロン・マスクにでも政権運営を外部委託したらどうだろう。出生率低下を促進させるような愚策しか取らない今の政治家は全てクビにして》
日本国内の問題解決をマスク氏に期待してもしょうがないが、そう願う気持ちもわからなくもない。
「マスク氏がこうした発言をしたのも、子供時代に空手を習っていた縁もあり、日本への “愛” が強いからでしょう。
じつは日本のアニメにも精通していて、『君の名は。』『新世紀エヴァンゲリオン』がお気に入りで、『賭ケグルイ』のTシャツを着たりしていました。
2014年に来日した際は『ラーメン二郎』を訪れ、『とてもよかったよ。大きい器に大盛りでね。本当に美味しかった』と気に入った様子でした」(ITジャーナリスト)
厳しい言葉は、マスク氏なりの “愛情表現” だったのだろう。
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