大腸がんのため、7月25日に亡くなった女優の島田陽子さん。11月には、島田さんの遺作となった映画『エヴァーガーデン』が東京・高円寺で公開された。
本誌は死去直後、島田さんの遺体の引き取り手として親族が名乗り出ず、あわや“無縁仏”になるところだったことを報じている。
2人の妹が遺体の引き受けを申し出ないため、渋谷区は3親等内の親族を探し、遺体を引き取る意思を確認するはずだった。ところがその間に、なぜか通夜と告別式が執りおこなわれたと報じられ、混乱に拍車をかけていたのだ。結局、渋谷区は8月上旬に彼女を荼毘に付し、遺骨は事務所関係者が引き取った。
その後、9月に開催予定と報じられた「偲ぶ会」は、おこなわれなかった。同月、本誌は「偲ぶ会」について事務所に問い合わせたところ、関係者はこう答えている。
「もともと9月27日にお別れ会をやるなんて言っていませんよ。あらためて10月に、偲ぶ会を開こうと予定しているところです。
7月に亡くなってから、彼女の遺骨とお母さんの遺骨を、一緒に父親のお墓に納骨しました。当然、家族の同意が必要なので、妹さんの同意を得ています。これまで彼女が住んでいたマンションの遺品整理も、ようやく終わったところです」
納骨については、島田さんの “希望どおり” に進んだとも報じられているが、これに異を唱えるのが、島田さんの元マネージャー・福島浩一朗氏だ。
「島田さんは、家族と断絶していて、『中村家のお墓には入らない』と頑なに拒否していました。それで埼玉の本庄市に、お母さんの遺骨を納骨するためのお墓を購入したのです。ですから、父親のお墓に納骨するのは彼女の意向を無視しているといわざるを得ません」
そして11月、「WEB女性自身」は、新たな“金銭トラブル”について報じている。
「島田さんは、出演したアメリカのドラマ『将軍 SHOGUN』(1980年)でゴールデングローブ賞の主演女優賞を受賞。報道によると、このときにもらったトロフィーのレプリカを製作してお墓に建てようと、島田さんの事務所関係者たちが計画しているといいます。
しかし、これには“話題をつくってお金を集めよう”という事務所の意図が見え隠れする、と、記事内で島田さんの知人が指摘しているのです」
その後も、「偲ぶ会」が行われたという報道はない。島田さんは天国で、“安眠”できているだろうか――。
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