5月21日放送の『チコちゃんに叱られる!』(NHK)が物議を醸している。問題となっているのは、VTRに出演したマナー講師・平林都氏の “指導” だ。
「『チコちゃんに叱られる!』といえば、NHKを代表する人気番組です。5歳のキャラクター・チコちゃんが、ゲストに素朴な疑問を投げかけ、専門家に解説してもらったり検証実験をおこなったりする内容です。
チコちゃんの決め台詞『ボーっと生きてんじゃねえよ!』は2018年の流行語大賞にもノミネートされました。
今回、番組で検証したのは『フォークの歯が4本なのは、スパゲティを上手に食べるため』というテーマ。そこで出演したのが、平林さんです。歯の数が違うフォークを数本用意して、どれが一番マナーよく食べられるかを検証しました。
平林さんは、登場してすぐ女性スタッフに『下を見るな、言うてるやろ!』と注意し、その後、『いただきます』との言葉に『人と一緒にいるときは “頂戴いたします” やろ!』と関西弁の強烈な口調で厳しく指摘。
すると、参加したスタッフが泣き出してしまう事態になったのです。MCの岡村さんも、スタジオでVTRを見ながら『(スタッフが仕事を)やめてしまうよ……』とこぼすほどの惨状。これには視聴者からも批判が噴出しました」(芸能記者)
《今時マナー講師なんて流行らんだろうに 過剰なマナーの押し付けは逆に不愉快だわ》
《そういうキャラってのはわかるんだけどマナー講師が大声で人をしかっている構図はそもそも矛盾してないかって気がしなくもない》
《あまりキツイ言葉で指導をされれば、人によっては萎縮して指導されたことが身につかなくなってしまうかも》
「今回批判を浴びている平林さんは、企業などのマナー研修でも厳しいことで有名な、いわゆる “鬼キャラ” で知られる方です。これまでにも数々のバラエティ番組に出演し、芸人などに厳しく指導する姿を見せていました。
ちなみに、番組の最後では、4本歯のフォークが最も食べやすいという結果になり、『レディーになられました』とスタッフを褒める場面も。女性スタッフも最後は笑顔を見せていました」(同前)
マナー講師という職業自体にも向けられる疑問の声。指導の仕方にも、マナーが求められる時代なのかもしれない。
外部リンク