11月21日に開幕した、「FIFAワールドカップ カタール2022」は、いよいよグループリーグ最終戦に突入し、さらなる熱戦が繰り広げられている。
初戦でドイツに勝利し、第2戦でコスタリカに敗れた日本代表は、12月2日の最終戦でスペインと対戦する。
ドイツ戦は午後10時キックオフにも関わらず、地上波中継の平均視聴率35%(ビデオリサーチ調べ、関東地区。以下同)を超えて、さらに期待されたコスタリカ戦は午後7時キックオフという好条件も相まって、40%以上の平均視聴率を記録した。
日本中が注目する試合とあって、さまざまな反響が沸き起こっているが、日本代表の活躍もさることながら、中継映像に映る、現地に集まった日本人サポーターへの関心も高まっている。
ドイツ戦の前半途中に、スタンドで「バモス日本!」と声援を送る姿が国際映像でカメラで捉えられていたのは「ぽみ(@p__423)」さん。
コスタリカ戦の試合前のスタメン紹介後にも、笑顔で声援を送る姿がテレビで映し出されていた彼女だが、たびたびテレビのニュース映像にも登場していたが、何か反響があったのだろうか?
現地での様子をTwitterやYouTubeなどで情報発信している彼女に直接、話を聞いた。
――今回のカタールW杯で、たびたび国際映像に映っていたことについて、どのような反響がありましたか?
「SNSのフォロワーさんはとても増えた気がします。また家族や友人、(Twitterなどの)フォロワーさんはもちろんですが、昔の友人などからも連絡がたくさん来たのは嬉しかったです」
――現地でも声をかけられたり、初めて出会ったサポーターの方と交流が生まれたりしましたか?
「たくさんの日本人の方に声をかけていただきました。国内の代表戦では日本人が多すぎて、なかなか会えない方もいるんですが、そういった方に簡単に会えてしまうのも、海外ならではですね。
ドイツ戦のあとは、とにかく街中でいろんいろな国のファンが日本をお祝いしてくれました。ヒーローになったような気分で、とても誇らしかったです。スペインにも勝って、世界を驚かせたいですね」
――ちなみに、ふだんはどのようなお仕事や生活をされているのでしょうか?
「フリーランスでヘアメイクとして活動するほかに、ウェディング・記念日撮影サービス『Bliss Wedding』の運営をおこなっています。
Jリーグのスタジアムを貸し切って、撮影できるサービスもおこなっているので、サッカーファンの方にはぜひチェックしていただきたいです。
たまに『ユーチューバー』と言っていただきますが、YouTubeは完全に趣味です(笑)。ふだんの生活といえば、好きなお仕事をしながら、休日はセレッソ大阪の試合に合わせて、応援に行くというような生活をしています」
――お仕事にもサッカーが関係しているんですね。サッカー観戦や応援を始めたきっかけを教えてほしいです。
「日本代表戦を、いつも家族でテレビの前に集まって応援するような家庭に育ったので、物心がついたころからサッカーが好きでした。
弟がサッカーをしていたので、その招待などでJリーグを観に行く機会が何度かあり、そのとき、ゴール裏の応援を見て、私も中に入りたいなあと思い、セレッソ大阪のゴール裏に行ってみたのが始まりです」
――今回、現地カタールで応援してみてどうでしたか?
「8年前(ブラジルW杯)は海外に行ったことさえ、まだなく、4年前(ロシアW杯)は学校があり、行けなかったので、次は絶対に行こうと決めていました。
ずっと応援している(セレッソ大阪出身の)南野拓実選手の初大会を、一緒に経験できたことはよかったと思っています」
――日本代表への応援で、とくに意識していることはありますか?
「私はゴール裏にいるので、やはりまわりは男性が多いのですが、男性陣に負けない気持ちで、お腹から声を出して応援しています。W杯ではまわりの海外の方達を巻き込むのも、スタジアムの雰囲気を作るのにとても大事だなと感じました。
服装としては、海外ではとくに、日の丸を身につけること、青いユニホームを着ることを意識している気がします。
次のスペイン戦は大一番。決勝戦ぐらいの気持ちで、ともに闘います。絶対にやってくれると信じています! バモス日本!」
ぽみさんの言うとおり、スペイン戦は「絶対に勝たなければいけない」大一番だ。日本からも、現地カタールからも、選手たちに大きな声援を送りたい。
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