《この物語は、御坊家999代当主・御坊茶魔の華麗にて波乱なる日々のドラマである》
「月刊コロコロコミック」(小学館)で連載されていた小林よしのり氏の原作漫画は約630万部を売り上げ、アニメも同時間帯の他番組を圧倒する高視聴率を記録した。
「じつは今、『おぼっちゃまくん』のアニメがインドで放送されていて人気を博しているのです」(アニメ関係者)
――『おぼっちゃまくん』のインド放映には、どんなきっかけがあるのでしょうか?
「インドでも、日本のアニメが大人気です。テレビ朝日からも、この『おぼっちゃまくん』のほか『ドラえもん』『クレヨンしんちゃん』など数多くの作品を、インドの現地メディアにライセンスしています」
――インドからの反響を教えていただきたいです。
「ヒンドゥー語、タミル語、テリグ語に吹き替えられて、インド全土で放送されていて、大変大きな反響、ブームが起きています! インドの放送局担当者によると、おぼっちゃまくんの『唯一無二のユニークさ』や『“学園モノ” という、子供たちに身近な設定のなかで、滅茶苦茶なことが起きるさま』が現地でウケているそうです」
――その人気ぶりについて、テレビ朝日としてはどう受け止めていますか。
「インドは人口14億人、子供だけで4億人いる、とても勢いのある国です。『おぼっちゃまくん』のアニメが放送されていた1980年代、1990年代は日本にもとても勢いがありました。『おぼっちゃまくん』の “勢いのある(ありすぎる)作風” が、インドという国の勢いにシンクロして、いい形で弾けたのだと思います」
――今後も国際的な展開を考えているのでしょうか?
「まだ内容は明かせないのですが、ブームになっているインドで、また何か新しいことができないかと画策中です。そして、このインドでのブームを機に、インド以外の地域にも、おぼっちゃまくんを広めていけないかと考えています」