広大病院“贈収賄メール”事件 学長「内部通報」握りつぶし疑惑を直撃
「寄附の代わりに、小野薬品の薬を使え」
「教授になりたいM医師は、寄附金がほしいという大学側の意向を汲んで動いたのだと思います。そして見事、この春から教授になることが内定しています」(病院関係者)
「小野薬品との癒着に疑問を持ったある医師が、大学の公益通報窓口に、この問題を通報していたのです。11月1日に通報し、18日には『調査に着手した』と大学から回答がありました。しかし、その後年末まで音沙汰もなかったそうです」(別の病院関係者)
「内部通報の内容を知った越智光夫学長が、『よくあることだから問題ない』と言っていたと、複数の教授が話していました。実際、M医師に近しい人物で、大学から調査を受けたという人はいません。『FLASH』で記事にならなければ、調査会すら立ち上げず、握りつぶすつもりだったのでしょう」(別の病院関係者)
「大学側は、通報者に11月18日の時点で『着手した』と伝えていながら、その後『調査の必要性について、内部での検討を進めていた』と説明しており、矛盾しているようにみえます。仮に着手通知後もまったく調査を進めていなかったのだとすれば、法令遵守のためにおこなわれた公益通報を軽視していると言わざるを得ず、大学側のコンプライアンス意識が欠落していると思われても仕方ないでしょう」
「魚は頭から腐る」というけれど…。