9月27日に執りおこなわれる、安倍晋三元首相の国葬。
本誌が取材した無派閥の自民党議員によれば、国葬実施の方針が決まったのは、7月14日の会見の1時間前だったという。
それほど成り行きで決まった国葬だけに、ほころびは広がるばかり。旧統一教会(世界平和統一家庭連合)と自民党の関係が報じられるたび、国葬に対する批判の声も大きくなっていった。
さらには、当初「2億5000万円」とされていた全体費用も、結果、6.6倍の約16億6000万円に跳ね上がったことも発表。
反対の声が強まるなか、Twitterでは「昭恵さん」というワードがトレンド入りしている。安倍昭恵夫人に、国葬辞退を求める声が相次いでいるのだ。
そもそも、この国葬に対し、昭恵夫人は“難色”を示していた。7月、永田町関係者は本誌にこう語っている。
「死去の直後から、内閣や自民党幹部がすぐさま『安倍元首相を国葬に』と口にし始めましたが、その際に、昭恵夫人の意志を確認していなかったようです。
『妻である私に聞く前に、勝手に国葬と言いだすなんて』という思いがあるのでしょう。実際に、安倍家側からは国葬辞退の意向も出ているそうです」
だが、結果的にその声は無視されることに。Twitterでは、それでも昭恵さんに、辞退の意向を示してほしいという意見が多く見られる。
《もうこれは遺族から辞退してほしい。 昭恵さん、なんとか…》
《昭恵さん、あなたが辞退すれば済む事ではないですか?》
いっぽう、そうした投稿を批判する声も。
《昭恵さんに「国葬辞退して!」ってツイートしてる人たち、人の心はないのか》
《お願いだから国葬辞退してくださいって言われる昭恵さんつらすぎん??》
なかば政府側の“強行”とまでいわれている国葬。そこに、遺族である昭恵夫人の気持ちを慮る心はない。
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