4月30日に第1回が放送された、ダウンタウン・松本人志と中居正広がMCを務める『まつもtoなかい』(フジテレビ系)。ゲストの香取慎吾と中居正広の6年ぶりの共演は、各所でおおいに話題を集めた。
放送が始まるやいなや、「#まつもtoなかい」など、関連ワードがトレンド入り。5月3日に同局が明らかにしたところによると、放送終了後の見逃し配信は、当日と翌日の2日間で、120万回を突破(ビデオリサーチ調べ)したという。
「フジテレビのバラエティ番組の見逃し配信再生回数の最高記録は、4月21日に放送された、稲垣吾郎さんをゲストに迎えた『人志松本の酒のツマミになる話』が、1週間の配信で記録した89万回だったといいます。しかし、『まつもtoなかい』はこの記録をわずか2日間で圧倒的に追い越していくという伸びっぷりです。この調子では、1週間、配信すれば、かなりの数字をたたき出すのでは」(芸能記者)
じつは、配信で結果を出しているのは『まつもtoなかい』だけではない。同じくフジテレビで現在、放送中の木曜劇場『あなたがしてくれなくても』は、第1話の見逃し配信が、1週間で346万再生を獲得。この数字は、木曜劇場のなかでは、2022年に大きく話題を呼んだドラマ『silent』に次ぐ歴代2位、同局のドラマとしても歴代4位の記録だという。
「さらに、第2話の見逃し配信は、1週間で359万再生と、第1話を上回る伸びを見せました。通常、第2話の配信が第1話を上回るのは異例とされていますから、注目を集めていることは間違いありません。
視聴率でいえば、『あなたがしてくれなくても』は、第1話が世帯平均視聴率5.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区。以下同)と、決していい数字とはいえませんでした。ただ、この流れは、『silent』の平均世帯視聴率が7.59%と、同じく高くない数字だったことを思い起こさせます。フジテレビは、視聴率争いで低迷しているといわれてきましたが、配信方面で絶好調なこともあり、今後、評価が変わってくるかもしれません」(前出・芸能記者)
テレビの観賞方法が移り変わってきたことで、今後は、ますます視聴率だけで評価を決めきれない時代に突入していきそうだ。
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