4月26日、Kis-My-Ft2の北山宏光が、ジャニーズ事務所を今夏で退所する意向であることが『文春オンライン』に報じられた。
報道によれば、北山は5月に退所予定の元V6・三宅健と同じく、2022年秋ごろから事務所側に退所を相談していたという。最終的には退所の方向で話はまとまっており、現在は退所時期の調整段階だと伝えられた。
2011年にデビューし、長年、グループを引っ張ってきた北山。2022年10月に電撃退所した滝沢秀明氏と親交が深いことで知られており、滝沢の退所相談と同時期から、北山も話し合いに入っていったとも報じられている。それだけに、滝沢が4月に立ち上げた新会社「TOBE」に合流するのでは、という見方も多い。
SNSには、北山の退所を嘆く声とともに、「ジャニーズ帝国の崩壊」を感じるファンの声であふれている。
《まって、北山くんも退所????まじで????ジャニーズ帝国、完全崩壊に近いじゃん。タッキーのところに合流かな?》
《私たちがずっと好きだったジャニーズ事務所やジャニーイズムが年々消滅していく…帝国の崩壊を見ているだけなのツラい…》
《北山まで退所なんて、、、ジャニーズ終わりが見えてきてて鬱》
事実、2019年7月、創業者であるジャニー喜多川氏が亡くなって以降、事務所の人材流出が止まらない。錦戸亮、中居正広、手越祐也、山下智久などが、続々と事務所を退所。不祥事や、心身の不調から退所を決断したタレントもいるため、それぞれの事情は違えど、かつての求心力は確実に失われつつある。ジャニー氏が亡くなってから退所した、あるいは退所予定のタレントを数えると、じつに23人にものぼる。
関ジャニ∞・錦戸亮(2019年9月)
元SMAP・中居正広(2020年3月)
NEWS・手越祐也(2020年6月)
NEWS、ソロ・山下智久(2020年10月)
少年隊・錦織一清(2020年12月)
少年隊・植草克秀(2020年12月)
TOKIO・長瀬智也(2021年3月)
King&Prince・岩橋玄樹(2021年3月)
近藤真彦(2021年4月)
V6・森田剛(2021年11月)
SexyZone・マリウス葉(2022年12月)
King&Prince・平野紫耀(2023年5月)
King&Prince・神宮寺勇太(2023年5月)
King&Prince・岸優太(2023年秋)
IMPACTors・メンバー7人全員(時期未定)
元V6・三宅健(2023年5月)
Kis-My-Ft2・北山宏光(報道では今夏予定)
退所の流れができたのは、“SMAP解散騒動”をへて、2017年に香取慎吾、草彅剛、稲垣吾郎の3人が独立して以降だとされている。2020年には、中居や山下といったビッグネームが次々と退所。「少年隊」として一時代を築いた、錦織と植草が退所したことも話題となった。
2人が開設しているYouTube「ニッキとかっちゃんねる」の動画で、錦織は退所の理由について「僕のなかでは、ジャニーさんが存在しないことが、いちばん考えたこと。(事務所への所属が)意味をなさなくなってきた」と語っており、植草は「俺も同じ」と、うなずく場面もみられた。
2022年10月には、ジャニー氏亡きあと、副社長として事務所を牽引してきた滝沢秀明が、突如、事務所を退所。背景には、藤島ジュリー景子社長と滝沢の間に“不協和音”があったとされてきた。
以降、人材流出の流れは加速している。立て続けに、大人気グループであるKing&Princeメンバーのうち平野、神宮寺、岸が退所予定であることが明らかに。滝沢が目をかけてきたジャニーズJr.のIMPACTorsは、メンバー全員が退所予定。三宅健、そして今回、キスマイ北山も……という怒涛の展開だ。
「一方、滝沢さんが4月に開設した新会社『TOBE』では新人募集が始まり、すでにオーディションも開始されました。今後、ジャニーズ事務所の勢いが落ちるにつれ、滝沢さんの事務所へ人が流れ出し、勢力が増していく、といった可能性も指摘されています」(芸能記者)
今後の展開に、多くの注目が集まっている。
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