コムアイ「アマゾンで出産」宣言に専門医「日本での出産を勧めます」…「出産をなめてる」猛批判
《ある意味「一番安全」なのが、アマゾンなんじゃないかという結論になりまして》
「コムアイさんと太田さんは入籍をしていません。4月27日に掲載された『NEUT Magazine』上の2人のインタビューによれば、《恋人のまま妊娠しているだけ》という状態で、事実婚でもないということです。太田さんは映像作家としても活躍しているため、妊娠しているコムアイさんの姿を撮影し、出産するまでの様子を記録した映画『La Vie Cinematique 映画的人生』を製作し、上映する予定だそうです。そのための資金をクラウドファンディングで募っており、5日の時点で600万円以上のお金が集まっています」(週刊誌記者)
「インタビューによると、コムアイさんは、父親の存在を軽視しがちな日本の産婦人科医に違和感があり、自然分娩にも以前から興味があったそうです。《昔ながらの方法のほうが、私が理想としている出産に近い》と語っています。そこで、太田さんの友人がいる、アマゾンの熱帯林で暮らすワンピス族の村で出産することを選んだそうです」(同前)
《5月中旬~7月末に、海外(南米を予定)での出産を念頭に出国するコムアイさんに同行し、現地でのコムアイさんの軌跡を撮影。7月末の出産をもってメインパートの撮影を終了》
と書かれている。5月に渡航した場合、2カ月以上にわたって、妊婦健診を受けられないことになる。
「日本での出産をおすすめします」
と語るのは、産婦人科の専門医で、三軒茶屋ARTレディースクリニックの坂口健一郎院長だ。
「妊婦健診は、赤ちゃんの成長に問題がないか、また外表奇形や臓器異常がないかを確認するためだけでなく、糖尿病、高血圧、蛋白尿などの、お母さん側の体調管理に関しても重要な役割を果たしています。検診をおこなわないと、お母さんの体調がわからないまま出産することになりますし、赤ちゃんに重篤な合併症を引き起こす可能性が高くなります」
「妊娠さえすれば、無事に出産できると考えている方が多いですが、これは妊婦健診がきちんとおこなわれているからこそ。陣痛微弱や胎児機能不全、常位胎盤早期剥離など、発症リスクが低いせいで軽視されがちな、危険な合併症があります。こうした合併症が起きた場合、胎児死亡や、母体死亡というケースがあることを忘れてはいけないと思います。出産後も、現地の水や食料が日本とは比較できないほど清潔ではないことは理解する必要があります」(坂口医師)
「コミュニケーションに不安があれば、日本で出産されたほうが、安心を確保できると思います。コムアイさんが現在、30週を過ぎているとすれば、塩分の取り過ぎや甘いものの過剰摂取による高血圧症や、妊娠糖尿病のリスクも注意してほしいですね。そこだけ注意すれば、分娩までのリスクは低いでしょう。しかし、あと2カ月で出産ですよね……。もし私の患者だったら、日本で出産された後、落ち着いてから渡航されることをおすすめします」(坂口医師)
《母子共にとってはとてもリスキーな選択をしてる》
《あまりに産まれてくる一つの命とその今後を軽視している》
《夫婦揃って出産や赤ちゃんの事をナメてる感じ》
《子供のことを考えてではなく、自分の事を考えての間違えでは》
と、インタビュー記事に多くの批判的なコメントが寄せられている。
「コムアイさんは、アマゾンでの出産について『柔軟に予定を変更するつもり』とも言っているので、何かトラブルが起きれば日本での出産も考えているのでしょう。とはいえ、出産直前で環境が大きく変わるのは負担でしょうね。自己責任とはいえ、不安視する声が多く出るのは当然です。ただ、アーティストであり、アクティビストでもあるコムアイさんにとって、多くの人の常識を破るこうした挑戦に対し、批判が出ることは織り込みずみなのでしょう」(芸能記者)