5月3日放送の『アナテレビ』(NHK総合)で、日本テレビの水卜麻美アナら、NHKと民放各局のアナウンサーが「正直さ」について語った。台本に自分の考えと違う内容が書いてあった場合、どうすればいいのか。
NHKの高瀬耕造アナは、「心がけていること」を聞かれ、「正直でいること」と告白。コロナ禍で「いっそうの対策が求められる」という原稿があったが「これ以上、何をやったらいいのか」と葛藤があったという。
TBSの安住紳一郎アナは、「正直」でいるために、納得していない表情を見せたり、「読んでるぞって感じで、紙で顔を隠して『~ということです』」と伝えるという。
水卜アナは「違うと思うことは放送前に率直に言って、優しいケンカみたいのはして、逆サイドの意見もすくえることはないか考える」と話した。
テレビ東京の松丸友紀アナは「個人の意見は言うな」と教育されたので、「どっちつかずのコメントをしてしまう」と悩みを明かす。
フジテレビの伊藤利尋アナは、アナウンサーの立場として「客観視する目を持つ」ことが大切だと主張。
テレビ朝日の大下容子アナは「電波はみなさんのものをお預かりしているにすぎない」と新人時代に教わったという。それでも「見ている方がこういう視点で聞いてほしい、ということは予定時間が来ても聞く」と、視聴者の求める情報を優先して専門家らに質問すると話していた。
各アナウンサーの話にSNSではさまざまな意見が書き込まれた。
《水卜アナウンサーは「言うことは言って優しいケンカをする」だそうですが…。自分の意見はちゃんと言えたらいいな~》
《安住さんの正直さが評判良いんだよね》
《アナテレビ、面白い 高瀬アナと水卜ちゃんが並んでるすごい絵面だ》
「同番組では、アナウンサーが自分の意見を言うべきかの話も出ました。
水卜さんは『叩かれたり燃えたりすることが怖くて強いことを言えない人が増えている感じはある』とコメント。水卜さんは、自分がビートルズやあいみょんが好きだとオープンに言うことも最初は躊躇していたそう。それでも、正直に言うことで『仕事の幅が広がった』と話していました」(芸能ライター)
アナウンサーは表に出ている制作者。会社員として、各アナウンサーは葛藤しながら職務にあたっているのだ。
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