11月21日、萩本欽一(81)が救急搬送されていたことが明らかになった。萩本は、同日21時からおこなわれていた、自身のYouTubeチャンネル『欽ちゃん80歳の挑戦!』で生配信中に体調不良を訴えた。
「ちょっとね、今日はコレでおしまい。なぜかっていうと、急にね、目の前がね、フワーッとしてきた。またどっか病院に行かないとなんない。これ以上番組続けると、危ないよ」
不安げに語って配信は終了。所属事務所の発表によると、22時30分頃に救急搬送され、「脱水症状の手前に近い状態」と診断されたという。処置を受け帰宅し、現在は自宅で静養している。
81歳だが、お笑いだけでなく、新しい仕事に対する熱意はまだまだ健在だ。2017年、本誌の取材に応じた当時76歳の萩本は、オリジナルコント番組や自身のドキュメンタリー映画を制作。念願の大学進学も果たしていた。
「唯一の好物」という差し入れのアンパンを食べ終えた萩本は、自身の大学生活について楽しそうに語りだした。
「いま駒澤大学に通っているんです。大学にリュックサックを背負って行き、授業を受けてノートをとる。僕は老人ですが、大学ではただの学生。そんな毎日が非常に新鮮ですね」
テレビ番組で「視聴率100%」を獲ることもまだあきらめてはいない。
「仕事は共演者やスタッフを好きになって、『こいつに恥をかかせたくない』と思うと、うまくいくんです。自分でこれをやりたいという欲でやった番組はたいていコケます。
ひとつの番組が終わっても、まだ終わりじゃないんですよ。次にたどり着くところがあるんです。
視聴率30%は単に番組ではなく、そこに至る物語がもらえる数字。僕は熱のある物語を作っているんです。『この時代でも30%獲れる』という気持ちで作る。30%番組をいくつもやれば、100%になる。時代がどう変わろうと、視聴者はその熱量が見たいんです」
本誌記者に「長い1日が終わっても、『終わった』という感覚はゼロ。『また始まる』という感じしかない」と語っていた欽ちゃん。この意気なら、すぐに復調して新たな笑いを見せてくれることだろう。
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