11月4日、ジャニーズ事務所は「King&Prince(キンプリ)」メンバーの平野紫耀(25)、岸優太(27)、神宮寺勇太(25)の3人の退所を発表した。
3人は2023年5月22日をもって、グループを脱退する。平野と神宮寺は脱退と同時にジャニーズ事務所を退所し、岸は2023年秋に退所する。
残る髙橋海人(23)、永瀬廉(23)はジャニーズに残り、「King&Prince」として活動を続ける。
ジャニーズ事務所の公式サイトでは、メンバー脱退の理由がこう記されている。
《昨年より、メンバー5人で、また、時にはスタッフも入りながら、今後のKing&Princeのグループとしての活動だけではなく、それぞれの人生についても何度も、話し合いを重ねました。
その中で、海外での活動をはじめとして、それぞれに目指す方向が異なってきていることも、わかってまいりました。
議論を深める中で、お互いの人生を尊重するためにも、2023年5月22日をもって、5人での活動は終了をさせて頂く、という苦渋の結論に至りました》
芸能記者はこう話す。
「じつは、2021年の暮れにも『解散説』が出回ったことがあったんです。それは今回、脱退することになった平野さんが、自身の体調不良について語った雑誌のインタビューが発端でした。インタビュー内で『帯状疱疹になっちゃったから』と答えていたんですよ」
帯状疱疹とは、水疱瘡と同じウイルスから起こる皮膚の病気で、疲労やストレスなどによって免疫力が低下した状態で発症する事が多いとされている。
「2022年8月にTwitterを開設した中森明菜さんも長年、帯状疱疹と戦っているとされるほど、完治が難しい病気です。
平野さんは2021年の夏、映画『かぐや様は告らせたい』の出演に加えて、グループのコンサートツアー、『24時間テレビ』(日本テレビ系)のメインパーソナリティを務めるなど、多忙を極めていました。
当時は『平野さんがいつか限界を迎えてしまう』というファンの思いから、解散説が出回ったようですが、まさか平野さんのグループ脱退が現実になってしまうとは……。
脱退、退所後、平野さんには『俳優として活動していきたい』という意向があるそうです」(前出・芸能記者)
2018年5月にCDデビューした「King&Prince」は、故・ジャニー喜多川氏が生前、最後にデビューを見届けたグループとしても知られている。
平野自身は、今まさに主演を務めているドラマ『クロサギ』(TBS系)が放送中ということもあり、順風満帆に思えたが、本人たちには“見えない焦り”もあったのかもしれない――。
「デビューして、瞬く間にジャニーズを背負うグループに成長したキンプリですが、その後、『SixTONES』、『Snow Man』といった後続グループが続々とデビューしました。
さらに2021年にデビューした『なにわ男子』や関西ジャニーズJr.も、事務所は猛プッシュしています。
デビューから4年以上が経ち“大人の手”が離れ始めたところで、キンプリの5人には『自分たちの手で何かをしたい』という思いが芽生え始めていました。
海外を目指したいメンバー、それに反対するメンバー……と、グループ内の意見が割れて『それならば脱退するしかない』と、退所する3人は決断に至ったようです」(芸能関係者)
2021年3月末に岩橋玄樹(25)が脱退したのに続いて、別々の道を歩むことになってしまった彼ら。
それぞれの決断を応援したい。
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