11月17日の夜に突然、X(旧Twitter)で発表された、プロスケーター・羽生結弦の離婚。深夜にもかかわらず、報じたインターネットのニュースにはすぐに1万を超えるコメントがつけられ、衝撃の大きさがうかがえた。
羽生は《応援してくださっている皆様へ》と始まるコメントのなかで《生活空間においても、不審な車や人物に徘徊されることや、突然声をかけられることもあります》《このような状況が続いていく可能性と、一時改善されたとしても再びこのような状況になってしまう可能性がある中で、これからの未来を考えたとき、お相手に幸せであってほしい、制限のない幸せでいてほしいという思いから、離婚するという決断をいたしました》と近況と心境をつづっている。
離婚を報じたSNSなどには、マスコミの過剰な取材を指摘する声も多いが、同時に「ファンによる行き過ぎた行動」も批判の的になっている。Xにも《自称ファンである過激ファンのストーカー行為》《この発表で何も心が痛まないファン過激派はマジでやばいと思うよ》《羽生結弦さん離婚のニュースに驚く。まだ新婚さんでは!?と思ったら過激ファンによるストーカー行為で身の危険が…とのこと。苦渋の決断だろう》といった書き込みがあふれた。
「羽生さんのファンは、国内外を問わず熱烈であることが知られていますが、多くのファンは“抑制的”です。たとえば、羽生さんの生活拠点がある仙台市内で羽生さんを見かけても、『あえて無視をする』と言うほど。『羽生さんに気を遣わせない』『いつもどおりに暮らしてほしい』という気配りからで『仙台ルール』とも呼ばれているそうです。
しかし、一部のファンは“暴徒化”することもあり、スマホで写真を撮ったり、“つきまとい”のような行動をしてしまうことがあると聞きます」(スポーツライター)
今回の離婚も「一部のファンの行きすぎた行為が一因になっている、と感じる“羽生推し”は少なくない」と10年来のファンは指摘する。そして「今後は、そういったファンと、遠くから見守り応援するファンとの間の分断が避けられないかもしれません」と言う。
ファンを愛し、大切にする羽生にすれば、決してそのような分断は望んでいないだろう。SNSに書き込まれた「羽生くんは幸せになってほしい」の一文が、すべてのファンの願いである。
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