6月14日、韓国の人気音楽グループ「BTS(防弾少年団)」が、各自のソロ活動に専念するため、無期限の活動休止に入ると発表した。
6月13日にデビュー9周年を迎えたBTS。それに合わせて6月2日から「BTS FESTA」と呼ばれる毎年恒例のイベントが開催されている。
6月14日は「防弾会食」と呼ばれる、食事会のようにメンバーが一堂に会する動画が公式YouTubeチャンネルで公開され、その中で今回の“重大発表”がおこなわれたのだ。
動画は事前に収録され、編集されたもの。メンバーの発言には、元の動画自体にハングルで字幕が追加されており、6月15日13時時点ではYouTubeの字幕機能で、英語とスペイン語の字幕も見られるようになっている。
しかし、日本語の字幕はなく、多くのファンが英語字幕を頑張って読んだり、あとから有志が訳した日本語で、動画内容を知ることになった。
公式動画による“生の声”で重大発表の内容を知ることができなかった日本のBTSファンには悲しみの声が広がっている。
《事前収録なのに、どうして日本語訳つけてくれなかったんだろう》
《昨日の会食、日本語訳ついてなかったから離脱してしまってました》
《こういう大事な報告があるんだったら、なおさら日本語訳をつけて欲しかった》
BTSのファンは「ARMY」と呼ばれるが、もちろん日本での人気も絶大。日本向けの公式ファンクラブも運営されている。
6月13日に発売された最新アルバム『Proof』も、発売日付の「オリコンデイリーアルバムランキング」で約46.4万枚を売り上げ、堂々の1位に輝くなど、“マーケット”としても大きな役割をはたしている。
それだけでなく、2022年3月30日に「中央日報」が報じたところによると、同紙の調べでは2021年3月~2022年2月の、1年間のBTSの公式ミュージックビデオなどの再生回数のうち、20億回以上が日本で再生されたものだったという。
その結果、日本が“BTS消費国”の1位。“地元”韓国は7億6800回で6位と「中央日報」はしている。
現在、「防弾会食」動画の説明欄には 《日本語の字幕は後日サポートされる予定です。》 と、日本語でひと言添えられている。
応援してきた日本のファンに、少しでも早く“生の言葉”を届けてほしいものだ。
外部リンク