山川穂高「強制性交」容疑で西武クビは不可避 窮地の主砲“三軍扱い”で黙々と打撃練習中
「あの山川が? とみんな口を揃えます」と語るのは、スポーツ紙の西武担当記者だ。
「彼は野球に対して努力を惜しまない一方、サービス精神が旺盛。紙面で見出しになるようなことを言ってくれますし、それはWBCでも同様でした。ミックスゾーンでの取材では、多くの選手が疲れもあって面倒臭そうに話すなか、『今日は何かありますか?』と率先して話してくれた。メディアにとってありがたい存在だし、真面目な性格なので、いまでも信じられません」
「先輩からも後輩からも慕われ、家族思いの人でした。ファンサービスでも学んだことは多かったです。それだけに、今回のことには驚きました。僕個人としては、いまは世間が騒いでいますが、必ず時間が解決するし、それまで山川さん自身が腐らなければ復活できると思う」
「山川は、警察に対して性行為を認めたうえで、あくまでも合意があったと説明しているようです。今回は相当処分の意見がついたので、和解が成立すれば不起訴になる可能性が高い。ただ、和解協議にあたって、球団は親会社の西武HDと関係が深い弁護士をつけようとしましたが、その弁護士は、山川が女性の主張を認めて謝ることを条件としたため、山川は納得できずに自分で弁護士を雇ったようです。それで、和解協議が滞っていると思われます」
「女性側の代理人弁護士は、性犯罪のエキスパート。かりに不起訴となっても、検察審査会に持ち込むことは間違いありません。その場合、審査に1年近くかかる可能性があります。もちろん、その間は復帰など望めません」(同前)
「問題の社会的影響を考えると、起訴、不起訴にかかわらず、次の司法判断が出る時点で解雇は免れない。もちろん大きな戦力を失うのは痛い」
「メジャー行きが噂されたことがありました。たしかに、メジャーは更生を優先して犯罪には比較的寛容。かつては、刑務所と球場を行き来する選手もいたくらい。ただし、それは薬物やアルコール問題を起こした場合で、暴力犯罪、とくに女性に対するものはたいへん厳しい。2020年にサイ・ヤング賞を獲ったものの、性的暴行疑惑で処分されたバウアーが現在、横浜でプレーしていることからもわかります。なので、山川がメジャーでプレーすることは絶対にあり得ない。もし野球を続けるならば今季は謹慎し、来季から独立リーグを目指すのが現実的でしょう」(球界関係者)
「自分は大丈夫」という甘い考えから及んだ行為の代償は大きすぎた。