1個888円!巣ごもり消費で話題沸騰中の高級卵で「TKG」を作ってみた
■雑味がない優しい卵が続々誕生
「コロナ禍で消費者の食に対する意識が高まったことも背景にあります。お取り寄せに対するハードルも下がり『いいものを食べよう』という傾向が顕著になったところに、昨今の価格高騰で高級卵への意識が加速していると感じています。鶏卵価格は当分高止まりが予想されるので、今後も注目されていくでしょう」
「昔の卵は飼料に魚粉をしっかり入れていたので、うま味が強くても、そのぶん雑味も強い卵が多かったんです。最近は動物性の飼料を使わない卵や、雑味を取る飼料を配合して食べやすくした卵が増えています。飼料にユズやマンゴー、酒粕を使って風味を出す養鶏場も出てきています。『卵が苦手(アレルギーを除く)』という方でも食べられるような、誰にでもやさしい食材になっていると思います」(上野さん、以下同)
「高級卵だからこそ、最初は生で味わってほしいです。
「熱々ご飯にかけるだけでもいいですが、かける調味料や食べ方で卵かけご飯の美味しさは全然変わります」
■逸品5玉 話題の「高級卵」
<タマンゴ/10個入り 8880円>
飼料にはマンゴーの果肉、皮、種、栄養が詰まっている芽、さらにはココナツやエビ・カニ殻、サンゴなどを贅沢に配合した。濃いオレンジ色の黄身は甘くてコクがある。しっかりとした白身にも卵臭さがなく、ふるさと納税の返礼品としても人気がある
<神果卵/10個入り 3240円>
日本三大清流のひとつ、四万十川の支流「神ノ川(ごうのかわ)」の清流を鶏の飲み水に使用。「飼料も安心安全に配慮して、不老長寿の神の果実といわれる羅漢果を与えています。鶏は平飼いで、ストレスなくのびのびと生活しています」(四万十・自給農の里)
<日本一こだわり卵/20個入り・たまご掛け醤油1本付き 2510円>
鶏の体調管理を考慮して、エサには天然のパプリカや小麦胚芽を加えている。そのため黄身は鮮やかなオレンジ色。「爪楊枝を何本刺しても崩れません」と生産者のセーラー。味はクリーミーで濃厚、白身もこんもりしている。含有ビタミンEは一般の鶏卵の約30倍
<紀の夢たまご/10個入り 2900円>
純国産鶏「岡崎おうはん」から採卵。エサにはトウモロコシ、大豆粕、魚粉、きな粉、米油、さらには2500万年前にできた特殊な天然埴土や乳酸菌、ドクダミなど100種類以上の原材料を使った配合飼料や栄養価の高い野草などを与えている
<彩美卵「寿」/自宅用10個入り 6980円>
鶏を広大な土地で放し飼い。エサはトウモロコシを主体に魚粉、海藻、天然ミネラル、煎りごま、ウコン、きな粉、赤唐辛子、漢方薬など約25種類の原材料をブレンド。黄身は指でつまめるほどしっかりしている
■卵のうま味を引き出す「醤油と塩」
<しじみ万能だし/648円>
宍道湖産のしじみを100%使用した、風味豊かでまろやかなだし。どんな料理にも合うが、塩味の具合が卵かけご飯にちょうどいい
<日本たまごかけごはん研究所公式醤油/1100円>
究極の卵かけご飯を求めるため、300種類以上の醤油を研究して作った醤油。なるほど、高級卵が引き立つ絶妙な脇役だ
<香味しょうゆ/500円>
令和4年度全国醤油品評会で農林水産大臣賞を受賞。香りがすっきりとして塩分は14%とやや控えめなのでうま味がぐっと伸びる
<たまご掛け醤油/443円>
揖保川の清流や赤穂の塩などに恵まれ、古くから醤油作りに適した兵庫県たつの市で育まれた卵かけご飯にピッタリの淡口醤油
<粟國の塩/250g 864円>
粟国村近海の海水を10日間かけて水分を蒸発させて30時間煮詰め、約1カ月かけて作る
<雪塩/120g 756円>
宮古島周辺の海水を、琉球石灰岩の地層に通してくみ上げて作った。ニガリ分も14種類が含まれる
■ひと手間で至高の味に「TKGアレンジレシピ」
<フルムーン>
【作り方】
(1)卵を割り、黄身と白身に分ける。
(2)白身をかき混ぜ、メレンゲ状にする。
(3)(2)をご飯にかけ、黄身をのせて完成。
<サンライズ>
【作り方】
(1)ご飯に醤油をかけ、混ぜる。
(2)溶いた卵をかけ、混ぜ合わせたら完成。
ゆみかわいちか
1995年11月30日生まれ 大阪府出身 T163・B85(D)W59H88 家にいるときは必ず一食は卵かけご飯を食べるほどの卵好き。おすすめの食べ方は「卵の上にキムチをのせて、ごま油をかけると最高に美味しい!」
モデル・弓川いち華
写真・伊東武志
フードスタイリング・上島亜紀
※紹介した商品の価格はすべて税込みです。