香川照之が、東京・銀座のクラブでホステスに “性加害” していたとの報道を受け、2021年10月より務めていた朝の情報番組『THE TIME,』の金曜日の総合司会を降板することになった。
降板発表翌日の9月2日の放送では、前週に生放送で謝罪した香川に代わり、同番組で月曜から木曜までの総合司会を担当している安住紳一郎アナウンサーが急遽出演。冒頭で「香川照之さん、今日から番組の出演を取りやめます」と発表した。
その後、香川本人がVTRで登場し、「大変な騒ぎを起こし、多大なご迷惑をおかけしておりますこと、本当に申し訳ありません。今回の件の報道にあります、当事者の方々はもちろん、私の今までの人生すべてに関わってこられた方々に、不快な思いをさせてしまったことに対してお詫び申し上げます。すみません」と、改めて謝罪。
さらに、「情報番組の司会は、あくまでも自分の言葉、生の言葉、あるいは限りなく生に近い言葉を通して、ニュース、情報を伝えていく仕事であります。いまの私の生の声は、その意味では説得性がありません。さまざまな不信感や不快感を視聴者のみなさまに与えてしまうと思います。したがって、私がこの愛する『THE TIME,』を司会として出演させていただくことはふさわしくないと判断し、今後出演しないという決意をしました」と、自らの降板について語った。
奇しくも、続くお天気コーナーは大雨が降る “香川” 県からの中継となり、ここで安住アナは「香川は今朝は雨のようですね」とボソリ。この発言が多くの人の耳に残ったようで、SNSには「泣ける」といった声があふれた。
《香川県のことだけを言ってるわけではなさそうなのが刺さった》
《コメントが沁みる》
《色んな思いがこもった安住アナの言葉が忘れられない》
「香川さんが『THE TIME,』に出演することになったきっかけは、他にもレギュラー番組をたくさん抱える安住アナを香川さんが心配し、金曜日のみ代打のような形で出演を決めたとも報道されています。
もともと2人は、惜しまれつつ終了した人気番組『ぴったんこカンカン』での共演などで縁が深いだけに、直接言葉にすることが難しくても、今回の降板にさまざまな思いがあるのではないでしょうか」(芸能ライター)
有名タレントに寄せられる世間の見えない期待は、いまやあまりにも重すぎる――。
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