ジャニーズの性加害問題は、収束の気配を見せない。
5月26日、告発した元ジャニーズJr.のひとりで、被害者の橋田康氏が日本外国特派員協会で記者会見をおこなった。「文春オンライン」の報道によると、橋田氏は報道陣に向かって「ジャニーズ事務所には実際にあったことを事実と認め、被害者たちへの謝罪と対応を求めたいです」と語ったという。
14日に藤島ジュリー景子社長が「深くおわび申し上げる」と、被害を訴える人に対し謝罪する動画を公開した後も、かつて“事務所の長男”といわれた近藤真彦が古巣に苦言を呈するコメントを出し、所属タレントの最年長・東山紀之が番組でこの件に言及し、謝罪する場面が見られた。
25日におこなわれたテレビ東京の定例会見にて、石川一郎社長は「タレントに罪や問題はない」と語り、番組への起用に変更なしとの姿勢を見せたが、それでもジャニーズタレントに対する世間やファンの見方が、これまでと変わることは避けられない。
そんななか、過去に発売されていた、あるグッズがあらためて問題視されている。
「2021年1月、なにわ男子、Lilかんさい、Aぇ!groupなどが集まる『あけおめコンサート2021 ~関ジュがギュ~っと大集合~in 大阪城ホール』が開催されました。その際、なにわ男子らのメンバーに似せた小さいぬいぐるみが、『ちびぬい』という名称で販売されています。
そして、当時はまだデビューしていなかった、なにわ男子メンバーのちびぬいの服を脱がせると、乳首や男性器がついていたことで、当時、ネットが大炎上。未成年メンバーもいるにもかかわらず、公式グッズとして発売したことに『気持ち悪い』と物議を醸しました」(週刊誌記者)
当時、「東スポWEB」が騒動を報じている。記事によると、以前、「関ジャニ∞が『ちびぬい』を発売した時にも、同じようなモノが付いていた」という。
「当時も、販売に至るまでにとめる人間はいなかったのか、と疑問を持つ声は多く上がりました。いまとなっては、感覚が“麻痺”してしまっていたのではないかという見方を持つ人も多いようです」(同前)
軽い気持ちで作ってしまったのかもしれないが、まったく笑えない話となってしまったようだ。
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