横浜DeNAの宮崎敏郎内野手(34)が26日、ソフトバンク、巨人で活躍し、今シーズン限りで現役を引退した松田宣浩氏(40)と、今オフも自主トレーニングを共に行う方針を明かした。「(選手生活を)終えて外から見られる野球と、プレーされる野球は違うと思うので、そのあたりを聞きたい」と、ソフトバンク常勝時代をけん引した名手の経験を吸収する。
宮崎は現役時代の松田氏が中心となって実施する自主トレの常連だった。松田氏は現役を退いたものの、恒例の自主トレは継続する見込みといい、宮崎は「また練習を見てもらえるのは、本当になかなかないこと。短い期間だが質問攻めにしたい」と胸を躍らせた。
宮崎は今季、打率3割2分6厘で、2017年以来6年ぶりに自身2度目の首位打者を獲得。年齢はベテランの域に入りながらも進化を続ける打棒の背景の一つには、登録抹消や定期的な欠場こそあるものの、大きな負傷を防ぐコンディション管理がある。「年齢を重ねて、体や考えることは若い時とは違ってくる」と宮崎。18年間の長い現役生活を終えたばかりの松田から、変化する体との付き合い方を学ぶつもりだ。
同日は横浜スタジアムで開催された野球教室「キッズベースボールフェスティバル2023」に参加。野球を通じて子どもたちと交流した。自身も少年時代に野球教室への参加経験があるという宮崎は、「自分も小さい頃は声を掛けてもらってうれしかったので、全員に声を掛けるようにした」と笑顔だった。
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