良きライバル、そして大事な先輩への思いを込めた言葉が胸に響いた。
8月31日の中日戦(横浜)。勝利した直後のお立ち台で、浜口、戸柱と並んだ山崎=写真=がファンに向かって切り出した。「三嶋さんが一生懸命戦っている中で、一日も早く復帰できるように僕たちも頑張っていく。三嶋さんにもエールを送っていただけたら助かります」
その2日前、球団から三嶋が国指定の難病「胸椎黄色靱帯(じんたい)骨化症」の手術を受けたことが発表されていた。
ここ数年、クローザーのポジションを争う間柄だったが、互いにアドバイスを送るなど切磋琢磨してきた。山崎が史上最年少で200セーブ到達した24日の試合後も、三嶋への感謝をこう口にしていた。「今離脱中の三嶋さんも含めていろんな方が連絡をくれる。三嶋さんが1日でも早く戻ってこれるようにブルペンもチームも願っていますし、ずっと高め合ってきた仲間なので、僕自身も負けないようにこれからも頑張っていきたい」
勝負の秋、頼もしき守護神は仲間の思いも背負ってマウンドに向かうはずだ。=8月31日、横浜(久)
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