何ともほほえましい光景だった。
28日の試合前練習でウオーミングアップをしている牧と田代巡回打撃コーチが身振り手振りを交えながら、打撃談義に花を咲かせていた。
ふと、田代コーチが何かをつぶやくと、牧がシャツをめくって、自慢?の腹をペロンとむき出しに。田代コーチの豪快な笑い声が聞こえてきた。
2年目ながら4番を務める牧は、ここまで打率2割8分8厘、70打点、22本塁打をマークする。球団史上初の2年連続20本塁打の記録を打ち立て、8月の月間打率は3割1分8厘と2割台にとどまった6、7月からV字回復の途上だ。
1958、59年の長嶋(巨人)以来、プロ野球史上2人目となる2年連続「打率3割、20本塁打」も見えてきた主砲。そのパワーを生み出している丈夫な胃袋が、そこには隠れているのかもしれない。=28日、横浜(久)
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