来季の開幕1軍入りを目指し、横浜DeNAの2年目、小園健太投手(20)が秋季練習で直球を磨いている。8日は実戦形式の打撃練習に登板し、「ストレート中心でいい手応えがあった。空振りやファウルをもっと取りたい」と腕を振る。
球団の測定で最速146キロを表示。球の回転数は、昨春のキャンプで記録した2200から常時2300中盤以上にアップしたという。プロ平均値を上回る数値をたたき出し、「スピード以上に打者を差せた」と言う。
今季後半にはファームから1軍へ昇格の推薦があったが、本人の体調不良でデビュー登板は持ち越しになった。腕の位置が下がり、シュート回転していた課題を克服しようと、秋は来季投手アシスタントコーチに就任する東野氏の助言を受けてフォーム修正。その成果が形になりつつあり、10月の秋季教育リーグ「みやざきフェニックス・リーグ」では完投勝利も経験した。
三浦監督は1軍入りへ「ものはさすがだが、平均的に全部が課題。やらなきゃいけないことはまだある」。右腕は「競争に勝たないと投げさせてはもらえない。貪欲に(先発)6枚の枠を狙っていきたい」と意気込んだ。
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