セ、パ両リーグは11日、3、4月の月間MVP賞を発表し、パの投手はロッテの佐々木朗が選出され、昨年3、4月以来2度目の受賞となった。パの打者は西武の中村、セは阪神の村上と横浜DeNAの宮崎が選ばれた。中村は2018年8月以来3度目の受賞。3年目の村上、11年目の宮崎はともに初受賞だった。
佐々木朗は4試合に先発し、開幕から20回連続無失点を記録して防御率1・00。リーグトップに並ぶ3勝を挙げ、最多の38三振を奪った。中村はともにリーグ2位の打率3割6分4厘、7本塁打をマークした。
村上は4試合に登板し、25回無失点。4月12日の巨人戦で7回を完璧に抑え、22日の中日戦は2安打完封でプロ初勝利を挙げた。宮崎は開幕から15試合連続安打を記録、打率4割4分4厘はリーグ1位だった。
「変な感覚」元々春先は…
これも年間通してコンスタントに打ってきた証しだろう。横浜DeNAの宮崎は、意外にもプロ11年目で月間MVP賞は初受賞。過去5度、シーズン3割を打っている右の好打者は「素直にうれしい。周りの方々のサポートがなければこういう結果にならなかった。感謝したい」と喜びを口にした。
開幕から、2019年の自己最長を上回る15試合連続安打を記録。両リーグトップの打率4割4分4厘、本塁打4本、打点13の勝負強さで、19年ぶり4月の単独首位通過に大きく貢献した。
「元々春先は良い方ではない。こういう率を残せたことはないし、変な感覚」と言うが、好調の要因については仲間への信頼を挙げた。「前もそうだが、後ろにもいいバッターがたくさんいる。任せたぞって感じで安心して打席に立っている」
個人目標を掲げずに臨む今シーズン。「チームに対して、自分のできることを一生懸命やろうという思い。つなぐ気持ちで、打線の一人として1年間けがなくやっていきたい」と誓った。
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