豪快なスイングとそのはじけるような大きな笑みに魅了された。
今季から加入した大田が、ヤクルト5回戦で移籍後初アーチを描いた。
三回2死走者なしから真ん中への146キロを左翼席中段まで運んだ。一塁をける直前に、ベンチに向かって右手人さし指を突き上げた。野球ができる喜びを全身で表現しているように映った。
基本的に笑顔のまま打席に入っているし、ベンチでも大きな声を張り上げている。昨季4度しかなかったリードオフマンとして起用した三浦監督は「打線に勢いを付けてもらいたい狙いもあった」と明かしたという。
ここまで18打数3安打、打率1割6分7厘。新型コロナウイルスの影響などもあって、新天地でのスタートで苦しんでいるが、「笑う門には福来たる」という言葉があるように、背番号0はきっとこの停滞感を打ち破ってくれるはずだ。=17日、横浜(久)
外部リンク