今季初勝利は目前で消えてしまった。守護神の座を託された山崎が1点のリードを守り切れなかった。本拠地での開幕カード3連敗は1999年以来、23年ぶりの屈辱となってしまった。
試合後、沈痛な面持ちで整列した山崎の傍らには15年目のベテラン田中が寄り添っていた。下を向いている暇はない。
初白星まで9試合を要した昨季と同じ轍(てつ)を踏まないために、チームでこの苦境をどう乗り越えるか。
「まだ140試合ある。何とか反撃の思いをぶつけていきたい」
山崎はそう誓ったと聞いた。マウンドで笑顔で仲間とハイタッチする瞬間を、一日でも早く読者に届けたい。=27日、横浜(久)
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