ファンあってのプロ野球―。そんなフレーズが若手2人の姿を見ていて久しぶりに頭に浮かんだ。
4日の広島戦。四回のベイスターズの攻撃中に雨脚が強くなり、35分間の中断を経てノーゲームとなった。試合再開を待っていたファンのため、牧と知野の同学年コンビが勢いよくグラウンドに飛び出した。
頭にはゾウのじょうろを乗せて、2日の試合後に披露した「BLUE BLUE DANCE(ブルブルダンス)」を全力で踊っていた。一緒にグラウンドに立っていたラッキィ池田さんやディアーナもずぶ濡れになりながらも、どこか楽しそうだった。
主砲として活躍し、すでに風格ある牧は「若手なんで。ベンチでそういう雰囲気になったので行きました。ファンが喜んでくれたので良かった」とコメントしたと聞いた。満足げな表情でベンチへ引き揚げた2人には、ファンからの惜しみない拍手が降り注いでいた。=4日、横浜(久)
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