横浜DeNAの関根大気外野手(28)が23日、横浜市中区の球団事務所で契約更改交渉を行い、2600万円増の6100万円でサインした。
10年目の今季は自己最多140試合に出場し、打率2割6分1厘、4本塁打、31打点。初めて規定打席に到達した。2年連続でメキシコのウインターリーグに参加するため、25日に日本を出発する。(金額は推定)
「悔しいシーズンだった」
シーズン序盤、首位争いを演じたチームをけん引した関根は大幅アップでサイン。「ただただ、ありがたい。まずは来年も契約していただき、すごく喜びを感じている」と謙虚に感謝した。
10年目の今季は5月末まで打率3割4分2厘を記録。バットの角度やスイングスピード、加速度などを計測し、打撃の状態の把握に日々努めたという。だが、1年を総括すれば「悔しいシーズンだった」。
夏場以降はチームの失速と共に、自身のバットも湿った。相手バッテリーの対策が進んだことや試合に出続けたことで疲れが出たのかという問いは全面否定し、「テクニカルの問題」と言い切る。
「後半戦は、ほとんど貢献できることがなかった」と悔やんだが、広島とのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ2試合で8打数5安打。「修正能力に関しては日々研究し、仮説を立てながらやってきた。CSでやっと色んなものがそろった。いま自分の中で整理していて、そこをメキシコで試したい」。2年連続の武者修行で、その感覚を確信にしたい考えだ。
高卒でプロ入りし、オールスターにも初出場するなどブレークの兆しを見せた1年間。「自分にもう一度、可能性があるんじゃないかって思えた」。来季も激しい外野手のレギュラー争いを勝ち抜く。
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