横浜DeNAからドラフト1位指名された大阪桐蔭高の松尾汐恩捕手(18)が21日、大阪府大東市の同高で三浦大輔監督らから指名のあいさつを受けた。緊張と安堵(あんど)が入り混ざる中、「即戦力として出られるよう、1年目からスタメン争いをしたい」と意気込んだ。
指揮官の登場は昨年ドラフト1位の小園に続くサプライズ。松尾は「来てもらったことで(指名された)実感が沸いてほっとした」と表情を緩ませた。オンラインだった前年と違い、大阪に出向いて初対面した三浦監督は「相手の気持ちを考えて受け答えしていた。投手の気持ちを常に考えているからこそできること」と捕手としての素質を感じ取った様子だった。
球団として高校生捕手の1位指名は谷繁元信以来34年ぶり。「走攻守全てにおいてレベルが高く、スピードを兼ね備えた捕手。横浜を、セ・リーグを、日本を代表する捕手になってもらう」。指揮官が大きな期待を寄せるのも当然だろう。
捕手では前例のないトリプルスリー(打率3割、30本塁打、30盗塁)を掲げる若き一番星は「なかなか難しいポジションだが、狙わないといけない。武器のスピードを生かして、自分のプレーを貫き通せる選手になりたい」と気合十分だ。
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