横浜DeNAの山崎康晃(29)とJ1横浜Mの水沼宏太(32)の両選手が8日、横浜市中区と港北区の小学6年生約950人に、「夢の実現」をテーマとしたオンラインの特別授業を行った。両チームの30周年を記念したイベント「I☆YOKOHAMA SERIES」の一環。
山崎は高校時代にドラフト会議の指名から漏れた挫折をバネに、大学4年間で大きく成長したことを紹介。「苦しいときに家族や母が背中を押してくれた。夢は強く、大きく、ずっと心にある目標。今でも夢を追い続けて進化したい」などと話した。
水沼はプロ選手だった父貴史さんの背中を追って、高校卒業後に横浜Mに加入。思うような活躍ができず、4チームを渡り歩いてから復帰した経験を踏まえ、「マリノスで活躍することが小さな頃からの夢。10年もかかったけど、諦めなかったことが自分を支えた。諦めなければ夢はかなう。信じてやってほしい」と呼び掛けた。40分間の授業では、児童らの質問にも丁寧に答えた。
先生役を終えた山崎は「苦労したことや夢に対する熱い気持ちを伝えることができ、子どもたちが夢へ真っすぐ向かうことができる機会になったのではないか」と目を細めた。水沼も「コロナ禍で今はなかなかこのような機会がないので、すごく貴重な時間だった。もっと機会を増やして横浜の街を盛り上げたい」と話した。
横浜DeNAは6月28~30日の阪神戦(横浜)、横浜Mは同25日の柏戦(日産ス)で、30周年を記念して共同制作した特別ユニホームを着用する。
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