横浜DeNAの8選手が24日、宮崎市内で契約交渉に臨み、1軍登板がなかったドラフト1位ルーキーの小園健太投手(19)は現状維持の1200万円で更改した。同6位入団で、球団史上初となるプロ初出場で1試合4安打をマークした梶原昂希外野手(23)も現状維持の690万円でサインした。
そのほかの契約更改は次の通り(金額は推定)。
▽阪口皓亮投手 900万円(35万円減)▽徳山壮磨投手 1200万円(現状維持)▽深沢鳳介投手 500万円(20万円増)▽粟飯原龍之介内野手 560万円(現状維持)▽小深田大地内野手 560万円(現状維持)▽村川凪外野手 340万円(現状維持)
飛躍の2年目「結果出す」
話しぶりには初々しさよりもたくましさが漂っていた。「今年は全く戦力になっていなかった。2年目は任されたところでしっかり結果を出したい」と小園。1軍デビューこそ持ち越されたものの、ドラフト1位ルーキーは飛躍の土台を築いた様子だ。
今季は主にフォーム固めや体づくりに注力し、8月にイースタン・リーグの楽天戦で実戦デビュー。ファームで3試合に登板し、計4回2/3で防御率0・00と大器の片りんをのぞかせた。
課題として取り組んだのは直球でファウルを取ること。「まだ長いイニングは投げられていないが、ほしいときにファウルがとれていたと思う」。磨いたのは投球術だけではない。
秋季教育リーグ「みやざきフェニックス・リーグ」では、先発ローテーションを想定して1週間に1回のペースで登板している。「シーズン序盤に比べると、ピッチング後の体の張りは少なくなっているし、体は強くなっていると感じる」。肉体もまたプロ仕様に進化を遂げつつある。
首位ヤクルトを猛追する1軍の戦いを目に焼き付けた19歳。「今季は応援している立場だったが、優勝争いに加われる立場の投手になりたい」と力強く言い切った。
選手ひと言
徳山(ルーキーイヤーは1軍で登板できず) 悔しい思いをした1年だった。長所を伸ばしていけるように計画を立てて練習していきたい。来季は先発ローテーションを狙ってイニング数をたくさん投げたい。
梶原(4月にプロ初本塁打も6試合出場にとどまる) 充実した1年でもあり悔しい1年でもあった。自分に厳しく練習に取り組み、数少ない打席でしっかり結果を残してレギュラーを目指したい。
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