左肩肉離れで離脱中の石田健大投手(31)が復活へ向けてペースを上げてきた。今月中にブルペン入りし、9月にはファームで実戦登板の予定。「(状態は)5割、6割ぐらい。広がった(肩の)可動域をまだ使い切れていない。探り探りだが、上向きにはなっている」とリハビリに励んでいる。
今季は5月1日の中日戦で初登板初勝利を飾るなど2勝3敗。だが6月6日のオリックス戦で違和感を訴え、翌日に出場選手登録を外れた。
これまで肩のけがはあまり経験がなかっただけに「自分の中で何でだろうという感じだった。よっぽど負担がかかっていたのかなとは思う」と振り返る。この2カ月間は肩の強化と、下半身から動きを一から見直した。「無意識で投げた上でしっくりくるフォームを探している」と話す。
3年連続のAクラス入りへ、苦しい戦いが続いている。経験豊富な左腕は「どういうところでも投げられる準備はしたい」と熱い思いを口にした。先発でも中継ぎでも、チームのために腕を振る覚悟だ。
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