横浜DeNAの大貫晋一投手(29)と桑原将志外野手(30)が17日、横浜市中区の球団事務所で契約交渉に臨んだ。大貫は1100万円減の7700万円で合意。来季4年契約の3年目となる桑原は現状維持の1億2千万円で更改した。
5年目の大貫は後半戦にプロ初完封をマークしたが、右肩の負傷による出遅れが響き、13試合の登板で5勝4敗、防御率2・95だった。12年目の桑原は左脚負傷による離脱もあったが、132試合で打率2割5分2厘、7本塁打、35打点をマークした。(金額は推定)
今永メジャー挑戦「さみしいが…」
キャリア初の減俸を受け止めて、大貫は前を向いた。「悔しいシーズンだったのが正直な気持ち。ただ後半に初完封も含めて少し盛り返すことができた。来季に向けてすごくいい収穫になったとも思っている」。勝ち星こそ自己最少の5勝にとどまったが、光明も見いだしている。
今季は自身初の開幕投手を狙ったが右肩の肉離れで出遅れ、復帰後も本来の投球を取り戻すのに時間を要した。「少し飛ばし過ぎたのか体がついてこなかった部分があったので、自分の体と相談しながら調整していきたい」。反省を踏まえて来春のキャンプに備える。
エースの今永がメジャー挑戦を表明した。「同級生なのでさみしい気持ちもあるが、活躍を期待しているし応援している」としつつ、「先発の枠が空くのは僕にとってはチャンス。必死に(先発)ローテーションをつかみたい」と意気込んだ。
来年2月で30歳になる。「(投手陣に)穴が空いたと言われないように」と自覚をのぞかせた大貫。「一度も到達できていない規定投球回は必ずクリアしたい」と誓った。
外部リンク