横浜DeNAの宮崎敏郎内野手(34)が6日、横浜市中区の球団事務所で契約更改交渉を行い、現状維持の2億円でサインした。(金額は推定)
6年契約の2年目だった今季は、6年ぶり2度目の首位打者のタイトルを獲得。124試合でキャリアハイの打率3割2分6厘、20本塁打、71打点をマークするなど、中軸として打線を引っ張った。
「1年間やり通せた」34歳にして自己最高
34歳にして自己最高の数字で2度目の首位打者に輝いた。4年連続打率3割の宮崎は「個人目標は掲げていなかった中で、結果的に賞をいただけたのはうれしい。1年間通して自分のスイングを見失わず、やり通せたことが一番かな」。タイトルを意識することは一瞬もなかったという。
苦手という春先から驚異のペースで安打を重ねた。5月下旬まで4割台をキープ。背中の張りで離脱するなど、年齢による衰えもありながら「体が劇的に落ちるのではなく、緩やかに落ちていくように技術をすり合わせていくことを考えていた」。本塁打も5年ぶりに20本に乗せた。
現在は球団施設のサウナに通い、疲れを癒やす日々。「ひたすら休んで、リラックスして、頭の中をフレッシュにしてという感じ」だが、年内には始動する。オフは強い体づくりがテーマの一つ。うまく使えていない筋肉を調べて追い込み、柔軟性を高めていく。「試合に出られる状態ではない日があったので、来年はそういう時期をなるべく少なくしたい」と、体の使い方やメンテナンスとより一層向き合う。
来季もチームの勝利を追求する姿勢は変わらない。狙うのはもちろん、1998年以来の優勝しかない。「上を目指して、チーム一丸となって頑張りたい」と表情を引き締めた。
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