3連勝で4位に浮上した横浜DeNAは12日からの広島戦を皮切りにヤクルト、中日との9連戦に挑む。斎藤チーフ投手コーチは選手に「いま踏ん張らないと、この先がつまらなくなるぞ」とハッパをかけたことを明かし、「勝負どころなのは誰が見ても分かっている」。球宴まで残り4カード。投手陣をフル回転させて乗り切るつもりだ。
先陣石田「流れは先発の出来次第」
11日に横浜スタジアムで行った指名練習には、石田や浜口、今永ら先発6投手が勢ぞろい。9連戦の先陣を切る石田はキャッチボールやダッシュで調整した。0・5ゲーム差で追う3位広島には1勝11敗と大きく負け越しており、左腕は「広島にあまり勝てていないのはチーム全体が感じるところ。大事な初戦、まず一つ勝たないといけない」と表情を引き締めた。
6月29日の前回登板で約3カ月ぶりに白星をつかんだ石田は、降雨の影響で中12日での登板となる。「試合の流れは先発の出来で決まってくる。9連戦の初戦というよりは仕事がしたい」と石田。今永や東ら後輩サウスポーの好投に刺激を受けて静かな闘志を燃やす。
救援陣は踏ん張りどころ
7月は4勝2敗2分けと、月間防御率2点台の投手陣を中心に奮闘を続ける。ただ、相次ぐ接戦で平田、山崎、エスコバーが3連投するなどリリーフ陣の負担は増している。
斎藤コーチが「監督がゲームを取りにいくのか、我慢するのか。もちろん勝ちにいくのは前提」と言えば、三浦監督も「あがりをつくりながら、やっていかないといけない」と惜しみなく投入する方針を示した。2位以下が混戦のセ・リーグを、ベイスターズは攻めの姿勢で熱くする。
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