cat_20_issue_oa-urawaredsnews oa-urawaredsnews_0_25k2fetgweuw_「チームの中で自分が一番…」明本考浩のプレーに心が奪われる理由 25k2fetgweuw 25k2fetgweuw 「チームの中で自分が一番…」明本考浩のプレーに心が奪われる理由 oa-urawaredsnews 0

「チームの中で自分が一番…」明本考浩のプレーに心が奪われる理由

2021年5月21日 20:00 浦和レッズニュース

 試合開始直後はもちろん、試合終了直前のアディショナルタイムになっても、ピッチを全力疾走する姿がある。

 守備では1度ではなく、2度、3度と粘り強く相手を追いかけ、攻撃では思い切りよく飛び出すと、スペースを駆け上がっていく。

 左サイドハーフだろうが、右サイドハーフだろうが、はたまた左サイドバックだろうが変わることはない。常に懸命で、常にがむしゃら——その姿には気持ちよさすら覚える。

「チームのなかで自分が一番、汗をかかなければいけないと思っています」

 明本考浩のプレーに心を奪われたファン・サポーターは多いのではないだろうか。そう言う自分も、心を鷲づかみにされた1人だ。

 J1第14節のガンバ大阪戦もそうだった。

 20分、右サイドで得たスローインの流れから、キャスパー ユンカーが大きくサイドチェンジを試みる。左サイドにある広大なスペースを駆け上がってきたのが左サイドバックの明本だった。

「(ボールが)来そうだなとは思っていたので、受けられる位置は取っていました。右で作って左へ展開するのは、チームとしての狙いでもある。だから、スペースがある中で、いかにボールを受けて、いかに仕掛けるかは常に意識しています」

 ユンカーが出したパスに追いついた明本は、ドリブルで持ち運ぶと、チラリとゴール前を見て低いクロスを選択する。

 武藤がニアに走りDFを引っ張ったことによってできたスペースに、右サイドハーフの田中達也が詰めると、ゴールを決めた。

「ボールを受ける前から膨大なスペースがあったので、中の状況も見えていた。最初は武藤(雄樹)くんに出そうと思っていたんですけど、さらに奥もしっかりと見えていたので、相手GKとディフェンスラインの間を通すようなボールを蹴りました。そこを狙えということは、監督からも常に言われているので、本当に狙いどおりのいいパスを出すことができたと思っています」

 右で作って左で仕留める。左で作って右で仕留める。

 リカルド ロドリゲス監督が就任し、新たなサッカーを構築する浦和レッズの代名詞とも言えるゴールだった。

「逆サイドから攻撃を仕掛けているときは、ゴール前に入っていくということは自分の中で決めていることでもあります。ゴール前の枚数が増えれば増えるほど、チャンスになりますし、たとえ短い距離であってもダッシュして入っていくことは意識しています。G大阪戦は自分がアシスしましたが、当然、逆の形であれば自分も毎試合、狙っています」

 栃木SCから浦和レッズに加入して1年目の今シーズン、明本は開幕戦からスタメンに抜擢されると、J1第14節のG大阪戦までリーグ戦全試合に出場している。

 プレーオフステージ進出を決めたYBCルヴァンカップでも、第1節の湘南ベルマーレ戦を除いて、グループステージ6試合中5試合に出場。フル稼働といえる働きで、まさに主力の1人と言っていい。

 だが、当の本人は、現状に微塵も満足していない。

「数字的にはリーグ戦14試合に出場しているように見えるかもしれませんが、自分のなかではまだまだだと思っていますし、物足りなさを感じれば、もっとこうしなければ、もっと成長しなければという思いはたくさんあります。

 最初の数試合は、やはりJ1のスピード感に慣れず、常に“やばいな”という感覚もありました。それでも、ピッチに立っている以上は、責任を持ってやらなければいけないと続けてきたことで、徐々に自分の力が出せるようになってきた。

 毎試合、積み重ねてきたことで、自分が与えられたポジションで何をしたらいいのか、どう動けばいいのかが分かるようになってきたんです。本当に徐々にですけど、浦和レッズに来て、状況を読む力、相手を見て戦う力を養えていることが、自分としては大きいと思っています。経験ある選手たちからも吸収できているのかなと」

 そう明本が語るように、数字で見れば14試合であり、期間にすれば3カ月ではあるが、その間も日々、反省と成長を繰り返してきた。

 明本にとって、一つの手応えとして残っているのが、浦和レッズ加入後、初ゴールを記録したJ1第7節の鹿島戦だ。37分、DFの裏に走り込むと、西大伍からのクロスを左足で決めた。

 1-1で迎えた63分には、武藤からのパスに合わせてゴール前に侵入すると、PKを獲得。66分に槙野智章が決めた決勝弾に大きく貢献した。

「数字というものをすごく大事にしていたので、鹿島戦のゴールというのは自分にとって大きかったですね。あのゴールから変わったというか、徐々にではあるんですけど、やっぱり、あのゴールは大きかった。

 これで浦和レッズの一員になれたというか、移籍してきて、まずはチームメイトに認められることが大事だったので、ゴールという結果を残したことで、自分のランニングや動き出しというのを見てもらえるようになりました。そういう意味でもあの鹿島戦は大きかったんです」

 当時は4-2-3-1の「3」、2列目の左でピッチに立っていた明本だが、リーグ戦ではここ2試合、左サイドバックとして出場している。

 試合によって異なればポジションを務め、試合中にも異なるポジションでプレーできることも明本の魅力の一つである。

「サイドバックはやはりDFだから、まずは守備の部分で一対一に負けないこと、上下の運動量を求められていると思うので、そこはしっかりと全うしようと考えています。サイドバックであれば、まずは失点しないこと、サイドハーフであればやはり点に絡むことが重要になる。

 ただ、サイドバックで試合に出ているとはいえ、従来のサイドバックという意識は、それほどないんです。立ち位置としては、ウイングというか、サイドハーフに近い意識。相手との駆け引きを制して、どうやって相手の背後にランニングすることができるか。そうした状況を引き出すことができるかを考えながらプレーしています」

 同サイドであっても1列違えば、プレーの選択やポジショニングも変わってくる。それだけにやはり、試行錯誤していれば、課題も感じている。

「ビルドアップの部分については課題だと思っています。ボールを受けて、ただ下げるだけでなく、サイドバックである自分がボールを受けて、攻撃の起点になれるようにしたい。

 そういうところは、やっぱり大伍くんはものすごくうまいですし、落ち着いてやっているように見える。僕はまだまだ余裕がないので、自分が起点になってボールを配球できるような落ち着き、さらに相手を見て、考えながらプレーすることができれば、選手として次の段階に行くことができるというか、プレーの幅も広がっていくと思っています」

 とはいえ、明本にとって最高の魅力であり、最大の武器である、ひたむきさはなくしたくないと語る。

「まずはがむしゃらにやらなければいけないですし、そこは常に自分のベースだと思っています。走りたいというか、走れちゃうというか(笑)。まだまだ若いので、自分のプレースタイルを見てもらえれば分かると思いますけど、今はまだまだ、がむしゃらにやれたらと思っています」

 華麗なパスや豪快なシュートには、確かに興奮を覚える。

 ただ、心を動かされるのは、ひたむきで、がむしゃらなプレーだったりする。明本のプレーには“それ”があるからこそ、心をつかまれるのだろう。

 きっと、浦和レッズのファン・サポーターも同じ思いだとすれば、それこそが望んでいる姿勢であり、欲しているプレーでもある。

「鹿島戦でゴールを決めたとき、声が出せないなかでも自然と沸き上がったファン・サポーターの雰囲気がたまらなかったんですよね。選手としてプレーしている限り、常にその瞬間を味わいたいと思う。コロナ禍での開催が続いているだけに、僕はまだ一度も浦和レッズのファン・サポーターの声援を聞くことができていないですけど、それでもゴールした瞬間のスタジアムの雰囲気がうれしかったんです」

 そこには「いつかは」という思いが込められていた。

 自分がゴールを決め、耳をつんざくほどの歓声が巻き起こるスタジアムを夢に、明本は次の試合も、そして、その次の試合もがむしゃらに走り、ひたむきに戦い続ける。そして、さらに多くの浦和レッズのファン・サポーターの心をつかんでいくことだろう。

 がむしゃらとひたむきさは、そう思わせるほど、大きな個性であり、最大の魅力だ。

(取材/文・原田大輔)

外部リンク

cat_20_issue_oa-urawaredsnews oa-urawaredsnews_0_nuyru99z3g8w_【神戸戦プレビュー】イニエスタ、4度目の正直なるか…古橋、マシカ、前線のスピードに要注意 nuyru99z3g8w nuyru99z3g8w 【神戸戦プレビュー】イニエスタ、4度目の正直なるか…古橋、マシカ、前線のスピードに要注意 oa-urawaredsnews 0

【神戸戦プレビュー】イニエスタ、4度目の正直なるか…古橋、マシカ、前線のスピードに要注意

2021年5月21日 20:00 浦和レッズニュース

神戸との直近10試合の結果

ルヴァン杯・徳島戦(○3-0)の神戸のスタメン

「二度あることは三度ある」ということわざはあれど、4度目を用いる慣用句はないだけに、今度こそと期待してしまう。

 ヴィッセル神戸のアンドレス・イニエスタが埼玉スタジアムのピッチを踏むかどうかについてだ。

 浦和レッズとしては、今季2度目のリーグ戦3連勝を懸けた一戦になる。

 J1第13節ではベガルタ仙台に2-0、第14節ではガンバ大阪に3-0と勝利したが、いずれも下位に沈む相手との試合だっただけに、自分たちよりも1つ上、7位に位置する神戸との試合は、成熟度を見極めるうえでも大きな指標になるだろう。

 それ以上に、否が応でも注目してしまうのが、イニエスタが埼スタのピッチに立つかどうかだ。

 これまでイニエスタが埼スタでプレーする機会は3度あった。

 最初は2018年9月23日のJ1第27節。7月にFCバルセロナから神戸に加入したばかりとあって、その勇姿をひと目見ようと、5万5000人を超える観客が来場した。だが、直前のG大阪戦で負傷したイニエスタが、メンバー入りすることはなかった。

 2度目は19年4月20日のJ1第8節だった。

 この年のイニエスタは、開幕戦からフル出場を続けていただけに期待は高まったが、軽度のケガが理由で、やはりメンバー入りすることはなかった。

 20年も3度目の正直とはならなかった。8月23日のJ1第12節で、神戸をホームに迎えたが、イニエスタは直前に行われた第11節の柏戦で負傷。埼スタに来ることはなかった。

 そのイニエスタは昨年負ったケガにより長期離脱していたが、5月1日のサンフレッチェ広島戦で戦列に復帰。今月11日には、2年間の契約延長を発表したばかり。先発出場こそないものの、リーグ戦では3試合連続で途中出場しており、今度こそと期待は高まるばかりだ。

 イニエスタの話題はこのあたりにして、神戸はリーグ戦2試合で勝ち星から見放されている。

 だが、1-1で引き分けた前節のセレッソ大阪戦は、終了間際にトーマス フェルマーレンが強烈なミドルを叩き込み、追いついている。劇的なゴールだっただけに、チームを勢いに乗せるのに十分な要素と言えるだろう。

 また、YBCルヴァンカップの徳島ヴォルティス戦では、新戦力のアユブ マシカが2得点を記録している。

 日本代表に選出された古橋亨梧とマシカは、DFの背後を突くスピードに長けているだけに、守備陣はいつも以上にカウンターを警戒する必要がある。

 また、中盤の底には山口蛍が健在。ミドルレンジからのシュートはやはり注意しなければならず、柴戸海をはじめ、中央を担う選手たちは、隙を与えないこと、シュートする余裕を与えないマークが問われる。

 神戸はボールを保持する意識もあれば、ロングボールを用いて速攻も狙ってくるなど、攻撃は多岐にわたる。たとえボールを握られたとしても、G大阪戦やYBCルヴァンカップの横浜FC戦で、カウンターからキャスパー ユンカーや田中達也がゴールをこじ開けたように、状況に応じた判断が必要になるだろう。

 繰り返すが、神戸の古橋、マシカ、さらにはリンコンといった前線のスピードとパワーは脅威だ。

 そこにイニエスタが加わるとなれば、質の高いパスが供給されることになる。失点すれば、ゲームプランは大きく崩れるだけに、FWを活かすパサーを潰す前線、中盤からの守備が肝となるだろう。

 ちなみにイニエスタ不在の中で戦った過去3年のホームでの神戸戦は、浦和レッズが2勝1敗。昨季はCKの流れから山口にミドルを決められ、1−2で敗れている。

 3度ならぬ、4度目の正直で、イニエスタがピッチに立ったとしても、負けるわけにはないかない。何より、YBCルヴァンカップのプレーオフステージで戦う相手でもある。ホームでしっかりと神戸を叩き、連勝を「3」に伸ばすとともに、YBCルヴァンカップのプレーオフステージにもつなげたい。

(取材/文・原田大輔)

cat_20_issue_oa-urawaredsnews oa-urawaredsnews_0_llupwio8b4rj_鈴木彩艶 U-24日本代表メンバーに初選出!! llupwio8b4rj llupwio8b4rj 鈴木彩艶 U-24日本代表メンバーに初選出!! oa-urawaredsnews 0

鈴木彩艶 U-24日本代表メンバーに初選出!!

2021年5月20日 14:30 ©URAWA REDS

20日、公益財団法人日本サッカー協会から、6月5日(土)/福岡、6月12日(土)/愛知で行われるU-24日本代表 国際親善試合のメンバーが発表され、鈴木彩艶(すずき・ざいおん)が選出されましたので、お知らせいたします。

【鈴木彩艶 コメント】
「このたび、U-24日本代表メンバーに選出いただきました。この世代へは初の招集となりますが、自分の強みを存分に発揮しオリンピック本大会に出場できるようにアピールします。まずは週末のリーグ戦に向け、チーム一丸となって闘っていきたいと思います」


◆U-24日本代表 試合日程
6月5日(土) 19:25 キックオフ(予定) vs U-24ガーナ代表 @福岡
6月12日(土)13;35 キックオフ(予定)vs ジャマイカ代表 @愛知

cat_20_issue_oa-urawaredsnews oa-urawaredsnews_0_mv2j1rmw0j1q_新門下生の誕生か⁉︎ 大原サッカー場でも「魁!!浜野塾」のお時間! mv2j1rmw0j1q mv2j1rmw0j1q 新門下生の誕生か⁉︎ 大原サッカー場でも「魁!!浜野塾」のお時間! oa-urawaredsnews 0

新門下生の誕生か⁉︎ 大原サッカー場でも「魁!!浜野塾」のお時間!

2021年5月14日 20:00 浦和レッズニュース

 昨年、今年と沖縄トレーニングキャンプでの浜野征哉GKコーチのトレーニングをお伝えしてきたが、今回は大原サッカー場での浜野塾の様子をお届けしよう。

 これまで平川忠亮コーチやGK陣が主に参加してきた浜野塾の門を、新たな体験入門生が叩いた。

「気持ちいい」と充実の表情を見せる西川周作に紹介されたのは、岩波拓也。塾長の指導を受けて腕立て伏せに励む。

「9人集めて野球やりたいね。それか7人制のラグビー」

 そんな塾長の要望を受け、早々に辞めていった元門下生への不満をもらしつつ、「阿部ちゃんとかいいね」と新入部員を物色する西川。その横で塾長の指導を真剣な表情で聞く体験入門生。果たして門下生は増えるのか!?

 そうそう塾長、ちょうど興梠慎三監督率いる浦和レッズ野球部が再始動したところなので、彼らを鍛え上げてみては、いかがでしょう?

(浦和レッズオフィシャルメディア)

cat_20_issue_oa-urawaredsnews oa-urawaredsnews_0_tba0p10ya4pm_【定例会見】リカルド ロドリゲス監督「すべての試合を決勝だと思って戦いたい」 tba0p10ya4pm tba0p10ya4pm 【定例会見】リカルド ロドリゲス監督「すべての試合を決勝だと思って戦いたい」 oa-urawaredsnews 0

【定例会見】リカルド ロドリゲス監督「すべての試合を決勝だと思って戦いたい」

2021年5月14日 20:00 浦和レッズニュース

前節・仙台戦の浦和レッズのスタメン

 5月14日、大原サッカー場でのトレーニング後、リカルド ロドリゲス監督の定例会見がオンラインによって開かれ、5月16日に開催される明治安田生命J1リーグ 第14節のガンバ大阪戦に向けた質疑応答が行われた。

 G大阪戦に向けたトレーニングについて聞かれた指揮官は、「チームのやり方を新しい選手に浸透させないといけない。キャスパー(ユンカー)がよりチームの戦術に馴染むようにトレーニングしてきた。

 守備や相手陣内に押し込んでいる状況のトレーニングにフォーカスを当てた。フィジカル的な負荷はそれほど高くないが、選手の組み合わせを見ることもできた」と答え、戦術理解の浸透や新戦力との連係向上に取り組んでいることを明かした。

 宮本恒靖監督の解任が発表されたばかりのG大阪の印象を聞かれると、「どのFWが出てきても、個の力で解決できる選手ばかり。セットプレー一つ、クロス一本、もしくはミドルシュート一本で試合を決められるいい選手が揃っている。

 監督交代がポジティブな方向に出るのか、ネガティブな方向に出るのかは現時点では予想できないが、気持ちの面でプラスアルファが出やすい状況ではあると思う」と、強力な前線や監督解任がチームに与える影響について警戒している様子だった。

 また、前日にプロ契約が発表された工藤孝太については、「工藤選手は左利きのセンターバックで、非常に珍しい特長を持っている。自身のパフォーマンスで出場機会を勝ち取ったのは非常にポジティブなことだし、彼の契約は若い選手にとってモチベーションになると思う。

 私は若手にチャンスを与え、若手に賭ける監督だが、それは彼らがクラブの将来を背負っていると考えているからだ。私たちもトップだけではなく、育成組織にまで自分たちのコンセプトやメソッドを浸透させて、クラブとして成長しなければいけない」と、浦和レッズの将来について嬉しそうに語った。

 G大阪戦の3日後にはYBCルヴァンカップの横浜FC戦が組まれており、グループステージ突破が懸かっている。

「横浜FC戦は引き分けでは十分ではなく、勝利が必要となる。(YBC)ルヴァンカップで高いところに行きたいし、浦和レッズはどの大会でも高みを目指さなければならない。

 ガンバ大阪戦、横浜FC戦、さらにその次のヴィッセル神戸戦と、準備時間がない中での連戦となる。勝敗を分けるのはディテールだと思うので、それぞれの試合でベストを尽くし、すべての試合が決勝だと思って戦い、上位を目指していきたい。埼スタ以外のスタジアムでもしっかり勝利を収めたい」と会見を締めくくった。

 アウェイで行われるガンバ大阪戦は、5月16日(日)17時にキックオフされる。

(浦和レッズオフィシャルメディア)

cat_20_issue_oa-urawaredsnews oa-urawaredsnews_0_0x4lvogf8uq0_【動画】興梠慎三監督のもとで浦和レッズ野球部が活動再開! 0x4lvogf8uq0 0x4lvogf8uq0 【動画】興梠慎三監督のもとで浦和レッズ野球部が活動再開! oa-urawaredsnews 0

【動画】興梠慎三監督のもとで浦和レッズ野球部が活動再開!

2021年5月14日 20:00 浦和レッズニュース

 みなさんは覚えているだろうか。

 昨年の新型コロナウイルス感染拡大の影響で公式戦が中断し、チームの活動が休止となる直前に活動していた浦和レッズ野球部のことを。

 ピッチャーとして驚異のストレートを投げ、ファーストではスーパーキャッチを見せた興梠慎三が、今年は監督として選手たちを鍛え上げる。

“手ノック”でさまざまな種類のゴロを投げながら選手たちを叱咤激励する興梠監督。「取ったら素早く投げよう」と指示する場面も。

 今回参加したのは、山中亮輔、岩波拓也、関根貴大の3選手。「うまい」、「いいよ!」、「ナイスボール」と興梠監督をうならせるフィールディングを見せたのは………?

 さすがはプロアスリート。興梠監督の熱血指導の甲斐もあり、あっと言う間にコツをつかんでいく選手たち。果たしてこの先、どうなっていくのか。

 浦和レッズ野球部の今後に乞うご期待!

(浦和レッズオフィシャルメディア)

外部リンク

cat_20_issue_oa-urawaredsnews oa-urawaredsnews_0_uz19l3o32bys_【G大阪戦プレビュー】宮本監督解任の激震…若い両サイドを攻略し、チャンスボールをユンカーへ uz19l3o32bys uz19l3o32bys 【G大阪戦プレビュー】宮本監督解任の激震…若い両サイドを攻略し、チャンスボールをユンカーへ oa-urawaredsnews 0

【G大阪戦プレビュー】宮本監督解任の激震…若い両サイドを攻略し、チャンスボールをユンカーへ

2021年5月14日 20:00 浦和レッズニュース

G大阪との直近10試合の結果

前節・広島戦のG大阪のスタメン

 今節の対戦相手、ガンバ大阪に5月14日、激震が走った。

 1勝4分5敗の18位と低迷するなか、浦和レッズとの対戦を目前に控えて宮本恒靖監督を解任したのだ。

 後任の監督は当面の間、松波正信強化部長が兼務するという。

 3月上旬に新型コロナウイルスのクラスターが発生し、約2週間、活動を休止していた影響は大きいが、試合を再開してすでに1か月以上が経過したものの、まったくエンジンが掛からなかった。

 なかでも深刻なのが、得点力不足だ。ここまで10試合を戦って、わずか3ゴールしか奪えていない。今季は4-3-3の攻撃的なシステムを採用し、レアンドロ ペレイラやチアゴ アウベスらアタッカーを補強したものの、攻撃がほとんど噛み合っていない状況にあった。

 松波暫定監督になって、どのような戦術が採られるのかは分からない。

 しかし、注意すべき選手が宇佐美貴史であることに変わりはない。

 ここまで1ゴールだが、パンチ力があり、精度の高い右足のひと振りは健在。左ウイング、もしくは2トップの一角としての出場が濃厚なため、右サイドバックの西大伍、右センターバックの岩波拓也は厳しいチェックで迎撃したい。

 一方、守備陣はここまで9失点と堅守を誇っている。

 とりわけ昌子源、三浦弦太と代表クラスのセンターバックが立ちはだかる中央は硬い。

 しかし、穴がないわけではない。怪我人が続出中のサイドバックは黒川圭介、奥野耕平、佐藤瑶大といった若い選手たちが務めており、浦和レッズにとっては狙い目だ。

 右サイドでは関根貴大と西が、左サイドでは明本考浩と小泉佳穂がローリングを行って相手を混乱させ、ダメージを与えるような攻撃を繰り出したい。

 サイドを制圧して、キャスパー ユンカーにいい形でボールを供給する――。

 これが、G大阪攻略のポイントのひとつだろう。

 試合間隔が中3日のG大阪に対して、レッズは中6日と休養十分。そのため、5月9日に行われた前節・ベガルタ仙台戦のメンバーが起用されることになるはずだ。

 ただし、5月10日のJエリートリーグ・横浜F・マリノス戦で負傷から復帰し、ゴールも決めた武田英寿のスタメン復帰はあるかもしれない。

 試合が行われるパナソニックスタジアム吹田との相性がすこぶる良いのも、レッズ優位の要因となる。

 16年6月の初戦こそ0-1で敗れたが、以降5試合を戦って3勝2分で現在2連勝中なのだ。

 しかも、今季のG大阪はここまでホームで4戦未勝利と勝ち星を挙げられていない。

 ミドルウイークにパナスタで行われたサンフレッチェ広島戦でも1-2と敗れているため、畳みかけるようにレッズも勝ち点3をもぎ取り、上位浮上への足掛かりとしたい。

(取材/文・飯尾篤史)

cat_20_issue_oa-urawaredsnews oa-urawaredsnews_0_quotmic0665e_横浜Fユース、ミュージシャン、エージェント業…ユニークな経歴のイゴール通訳が抱く夢 quotmic0665e quotmic0665e 横浜Fユース、ミュージシャン、エージェント業…ユニークな経歴のイゴール通訳が抱く夢 oa-urawaredsnews 0

横浜Fユース、ミュージシャン、エージェント業…ユニークな経歴のイゴール通訳が抱く夢

2021年5月14日 20:00 浦和レッズニュース

 1980年代前半、日本にサッカーブームが訪れた。

 火付け役となったのは、81年から少年漫画雑誌で連載が始まり、83年からアニメ放映がスタートした『キャプテン翼』である。

 当時、小学生だった松下イゴールも同世代の子供たちと同じように、世界で最もポピュラーな球技にのめり込んでいく。

「もともとプロ野球選手になって、巨人に入団することを夢見ていたんですけど、サッカーに目覚めましたね。最初は学校の近くにあるスクールに週1回通っていたんですけど、中学に進学すると同時に新宿FCというクラブチームに所属して、本格的にサッカーをやるようになりました」

 父親の祖国である中央アフリカ共和国はフランス語圏のため、イゴールは幼稚園からフレンチスクールに通っていた。

 だが、中学校であまりに勉強をしなかった少年は、母にフランス留学を勧められ、フランスで寮生活を経験する。その学校のサッカークラブに所属したことが、イゴールを一層サッカーにのめり込ませた。

「芝生の上でのサッカーを経験したことで、帰国後はもっと本格的にサッカーをやりたいと思ったんですよね。当時はJリーグが2年目を迎えた頃で、Jリーグのユースチームに入れないかなと。自分はどこでも突っ込んで行っちゃう性格だったので……」

 書店に行って、Jリーグのガイドブックに載っている各クラブの連絡先をメモすると、事務所に電話を掛けてユースチームの練習場を聞き出した。

「読売(ヴェルディ川崎)、日産(横浜マリノス)は難しいだろうと思って、(横浜)フリューゲルスに連絡したら教えてくれたので、そのままグラウンドに行きました。みんな『誰だ、こいつ?』って感じでしたけど、『入りたくて来た』と言って。足はめちゃくちゃ速かったんで、『1週間だけ見てやる』と言われて、そのまま入団できました」

 中学時代は足の速さを生かしてウイングを務めていたが、横浜Fユースでは2トップの一角を務めた。

「タッパもあったので、僕に放り込んでから展開、というサッカーが多かったです。ヘディングは嫌いなんですけど、なんとか頑張りました(苦笑)」

 Jユースの大会で活躍すると、トップチームに練習参加する機会に恵まれた。

 当時の横浜Fのトップチームには、ジーニョ、エバイール、サンパイオのブラジル代表トリオ、日本代表の山口素弘や前園真聖と、錚々たるメンバーが揃っていた。

「ちょうど僕がサテライト(セカンドチーム)に参加した頃、ゾノさんが怪我をして、サテライトの練習場でジョギングしていましたね。あと、嘉悦(秀明)さん、アツさん(三浦淳宏)、ジャンボさん(上村崇士)と、サテライトにも個性的なメンバーがいました」

 夢だったプロの世界は、手が届きそうなところにあった。

「でも、そこで踏ん張れなかったんですよね。若いので、いろんな“お誘い”があって、心がなびいてしまって(苦笑)。あそこで踏ん張っていれば、もっと濃厚なサッカー人生を歩めたのかなって思うんですけど……」

 横浜Fのトップチームには昇格できなかったものの、サッカーを辞めたわけではない。

 ロサンゼルス・ギャラクシーでプレーしたくて、単身ロスに乗り込んだ(外国人枠の関係で断られ、意気消沈して帰国)。その後、JFLの佐川急便サッカー部に入部し、ボールを蹴り続けた。

 一方でイゴールには、10代の頃からサッカーと同じくらい情熱を注いでいたものがあった。

「『二兎を追う者は一兎をも得ず』という諺がありますけど、僕はプロのサッカー選手とラッパー、両方になってやると思っていたんです。それがカッコいいなって」

 そのため、趣味で仲間と音楽を作り続けていたのだが、22〜23歳の頃、その音源を聞いた音楽事務所の社長から「本気でやる気はないか?」と声を掛けられた。

 人生が大きく動き出そうとしていた。

「このときは、サッカーと音楽を天秤にかける必要がありました。このままJFLでサッカーを続けていて、上のステージに辿り着けるのかどうか。くすぶっていたので、音楽業界に飛び込もうって。多少お金の約束もありましたし、親に迷惑も掛けられませんし」

 友人と組んでいたRetoro G-Styleは2000年2月にインディーズデビュー、01年12月にはメジャーデビューを果たし、夢を次々と実現させていく。

「昼間は音楽を作って、夜はクラブなどでライブをさせてもらって、すごくありがたい環境でした。でも、サッカー好きが多い業界なので、昼間にいろんな人とサッカーをしたり、元プロの人と出会ったり、サッカー界でのコネクションは逆に広がりましたね」

 Retoro G-Styleは04年5月に活動休止となったが、ヴィッセル神戸などでプロ経験のある矢野マイケルらとヒップホップユニット、BLENDZを結成し、CDをリリースする。

「矢野とはおもしろい関係で、矢野はプロサッカー選手、僕はプロのミュージシャンになって、お互いにないものを持ったふたりがくっついた感じ。『お前はいいよな、プロサッカー選手になれて』『お前こそ、音楽の世界でプロじゃん』みたいな(笑)」

 10年6月にはRetoro G-Styleを再結成し、約6年半ぶりに新曲をリリースした。

 ところが、11年9月にヴォーカルを務めていた相棒が不慮の事故で亡くなり、活動終了を余儀なくされてしまう。

 サッカーの世界に戻るタイミングが、近づいていた。

「僕もいい年齢になっていて、音楽でミリオンっていうわけではなかったので、そろそろ地に足を付けなきゃいけないなって。母親も『あなた、どうするの?』って心配していましたし。もともと体を動かすことが大好きなので、本能に従うじゃないけど、サッカーの世界に戻ろうと」

 地元のフットサル場でのアルバイトから始め、元鹿島アントラーズの本田泰人が経営するお台場のフットサル場を手伝うようになり、ラモス瑠偉のラモスフィールドで子どもたちにサッカーを教えるようにもなった。

「そうやって、いろんなところで可愛がってもらいながら、仕事の幅を広げていきました。海外サッカー留学支援やエージェント業をメインとしている会社にお世話になって、海外からスペイン人コーチ、ドイツ人コーチを招いてクリニックをやったり、NIKEエリートトレーニングに携わったり」

 そんな時期に出会ったのが、浦和レッズのテクニカルダイレクターに就任する前の西野努だった。

「西野さんとはマンチェスター・ユナイテッドのスクールなど、いろいろと仕事をさせていただいて。常に自分を見てくれている感覚があったので、西野さんとの仕事は常に100%でやろうって。もちろん、他も手を抜くことはないですよ。でも、西野さんから振っていただく仕事は意識が別枠でしたね」

 そんなイゴールの仕事ぶりを西野も評価していたのだろう。19年11月に西野がレッズのテクニカルダイレクターに就くと、英語通訳としてイゴールに声が掛かる。

 母国語は日本語とフランス語だが、フランス留学時代や音楽仲間との交流、エージェント業などに携わるなかで英語も身につけていた。

「『興味はあるか?』と言っていただいて。こんな素晴らしい環境でサッカーに携わらせてもらえるのは、本当にありがたい。他の仕事も多少あったんですけど、迷わず飛び込むことにしました」

 20年はマルティノス、トーマス デンの通訳を務めた。運転免許を持っていないデンとは、とりわけ長い時間を過ごしている。

「僕が送り迎えをしているから、一緒にいる時間はすごく長いです。彼は本当にナイスガイ。グロインペインを患って苦しかったと思うけど、芯がブレないというか。自分のやるべきことをやるのみで、怪我を治すというより、体のバランスを整えたいと。以前よりパワーアップして復帰するという意志をすごく感じましたね」

 21年シーズンには、懐かしい人たちとの嬉しい再会もあった。

 リカルド ロドリゲス監督と小幡直嗣コーチ兼通訳である。

 実はリカルド ロドリゲス監督が徳島ヴォルティスの監督に就任した17年シーズンの高知キャンプでセルビア人選手の通訳を務めたことがあったのだ。

「昨年の終わりに、新シーズンのコーチングスタッフを告げられて、『おおー!』って。やっぱりサッカー畑って狭いなと思いましたけど、縁も感じましたね」

 音楽の世界を離れ、サッカーの世界に戻ったあとも、趣味として作詞、作曲などの音楽活動は続けていた。創作意欲を満たしたり、クリエイティブな能力を磨くことは、どの分野でも役立つと考えていたからだ。

 だが、レッズでは完全にサッカーモードに切り替えている。

「音楽でどうこうという考えは、まったくないですね。もういい年なので(笑)。ずっとサッカーの世界で生きていきたい。本当はゴン中山さん(中山雅史)みたいに、いつまでも現役にこだわっていたいんですけど、肉離れしているようではダメですね(苦笑)」

 チームが5月1日のアビスパ福岡とのアウェーゲームに臨んでいる間、イゴールもボールを蹴っていた。大原サッカー場で居残り組の若手の練習を手伝っていたのだ。

「楽しくなっちゃって、調子に乗ったらやってしまった。悔しいです。でも、通訳が一番の任務ですけど、やれることはなんでもやりたい性格なので。選手との距離が近いのが自分の長所でもあると思うので、試合に出られない選手のモチベーションをキープしてあげられるような存在にもなりたいんですよね」

 いずれは指導者のライセンスを取るなど、サッカー界でやりたいことは山ほどあるという。ユニークな経歴の持ち主が、通訳の枠にとどまらずレッズで活躍することに期待したい。

(取材/文・飯尾篤史)

cat_20_issue_oa-urawaredsnews oa-urawaredsnews_0_49woly6oxl9z_関根貴大が二桁得点にこだわる理由…「結果が必要なんです、僕には」 49woly6oxl9z 49woly6oxl9z 関根貴大が二桁得点にこだわる理由…「結果が必要なんです、僕には」 oa-urawaredsnews 0

関根貴大が二桁得点にこだわる理由…「結果が必要なんです、僕には」

2021年5月14日 20:00 浦和レッズニュース

 今季の関根貴大のプレーを見て、気になっていたことがある。
 
 対戦相手を困らせるようなポジションが取れていて、同サイドの西大伍とのコンビネーションも悪くない。そして何より、ゴール前に飛び込み、決定機に絡む機会も多い。

 ところが、どうも表情が晴れやかでないように見えるのだ。

 モヤモヤを抱えているような、考え込んでいるような……。

「やっぱりそう見えますか。『元気がないね』とか言われたりするんですけど(苦笑)、そんなことはなくて。新しい自分を作り上げたいと思っています。ただ、そこでいろいろと難しさを感じているのも確かですね」

 関根のストロングポイントとして多くの人が思い浮かべるのは、ドリブル突破だろう。若い頃は1対1の場面で臆せず勝負を挑み、サイドを攻略する突貫小僧のイメージがあった。

 だが、今季の関根が意識しているのは、よりオールラウンドなプレーだという。

「自分はドリブルっていうイメージが強すぎると思うんですよ。もちろん、そこを出したい気持ちもあるんですけど、リカルド(ロドリゲス)監督のサッカーでは正確にパスをつなぐこと、基本技術のクオリティが求められる。それって、自分でも幅を広げるチャンスだなと思っていて」

 今季の浦和レッズが取り組んでいるのは、ポジショニングで優位性を保ち、コンビネーションによって相手にダメージを与えるアタッキングサッカーである。

 こうしたスタイルは関根にとっても新鮮だ。26歳となり、サッカー選手として成熟しつつあるタイミングで、いい監督と出会えたことに感謝もしている。

「自分がもっと若かったら、このサッカーに付いていけないと思う。いろんな経験を積んで、いろんなポジションができるようになった今だから、このサッカーを楽しめているし、成長できるな、って感じられています」

 実際、武藤雄樹を頂点に置いた4-1-4-1システムが採用されたゲームでは、右インサイドハーフの武田英寿、右サイドバックの西と巧みにポジションを入れ替えながら、スムーズな連係を見せていた。

 それなのに、なぜ、悩んでいるのか――。

「システムを試合中に目まぐるしく変えるので、難しいです。もう、世界が変わるというか。この前のベガルタ仙台戦でも途中から4-4-2に変わって、どこに立てば自分の良さを出せて、なおかつ周りも生かせるのか、瞬時に判断するのが難しかった。

 それに、自分の良さであるドリブルも明らかに出せていない。この前、リカルド監督から『スタメンより途中から出たほうがイキイキしているように見える』と言われたんですよ。思い当たるのは、スタメンで出たときって、バランスやポジショニングをめちゃめちゃ考えるんです。

 自分たちがボールを握るのが前提としてあるので、チームのリズムを良くしたいと思って。でも、途中出場のときは、バランスを崩してでも点を狙いに行かないといけないから、迷いがないというか、プレーに勢いが出たりするのかなって」

 迷いは、こんなところからもうかがえる。

 起死回生の同点ゴールを決めた5月5日のYBCルヴァンカップ・柏レイソル戦のあと、オンライン会見に登場した関根は自身の思考について語った。

「自分の良さがだんだん消えてきていると感じているので、そのバランスを今すごく考えているところです。そこ(ドリブル)を出せなかったら、僕が出ている意味がないので、もっと個性を生かせるようなシーンを作っていきたいと思います」

 ところが、それから10日が経った今、心境は若干異なっている。

「あのとき、そう感じていたのは確かなんですけど、今はやっぱり自分を変えたいという思いのほうが強くて。ドリブルを出せないからといって、自分がいる意味がないと思われないようにしないといけないし、違う良さを見せたい自分がいる。だから、思考に波があるというか」

 そう語った関根は「もうね、ブレブレですよね、気持ちが」と苦笑した。

「でも、そうやっていろいろ考えて、結局たどり着くのは、どんなプレーをしていても、ゴールを取れば評価されるっていうことなんです。リカルド監督も、前の試合で点を取った選手を使おうとするので、やっぱり結果が大事だなって。プレーの幅を広げるためにも、これから先生き残っていくためにも、今季は結果を残していきたいんです」

 実際、関根は今季の目標として二桁ゴールを掲げている。

 ドイツ、ベルギーでプレーした17年夏からの2年間はシビアなサバイバルの中に身を置いた。19年のAFCチャンピオンズリーグ決勝では屈辱を味わった。

 そうした経験から、チームを勝たせられる選手が何よりも価値のあること、評価されることを実感したからだ。

「リカルド監督と面談したときに、監督のほうから『二桁は取ってほしい』と言ってくれて。自分もそう思っていたところだったので、『絶対に取りたいです』って。(リカルド ロドリゲス監督が率いていた)徳島ヴォルティスのサッカーを見る限り、自分に得点のチャンスが増えそうだし、キャンプに入ってからもそう感じたので、成し遂げたいなって」

 ゴールへの道筋は見えていて、その感覚も掴んでいる。最たる例は、4月3日に行われた鹿島アントラーズ戦だ。

 右サイドの長い距離を駆け上がり、山中亮輔の左サイドからのクロスにダイビングヘッドで合わせ、ネットを揺らした。興梠慎三や武藤が見せる、まさしくストライカーのような飛び込み方――。

 ゴールまでの過程で武藤のハンドリングのファウルを取られ、VARによってゴールは取り消されてしまったが、あの感覚は間違いなく自信になっている。

「これまではセンタリングを上げることを意識していたんですけど、今年は受けるほうを意識していて。左サイドで作ってもらい、自分が飛び込む形は最近、イメージしやすくなっています。ただ、今のままでは二桁に届かない」

 目標を達成するためには、何かを変える必要がある。

「組み立ては大伍くんや(小泉)佳穂にある程度任せて、自分はゴール前に早く入ろうかなとも思うんですけど、エゴイストになるのも違うなって。考えすぎずにやりたいんですけど……サッカーって、本当に難しいです(苦笑)」

 プロ2年目の武田や大卒ルーキーの伊藤敦樹、ユースから昇格した鈴木彩艶はもちろん、新加入ながら欠かせぬ存在となっている小泉、明本考浩も関根より年下。かつての末っ子キャラも、気がつけばチーム内で中堅となった。

 昨年は西川周作が、今年は阿部勇樹がキャプテンを務め、試合中には槙野智章、宇賀神友弥が腕章を巻くことがあるが、レッズユース出身の生え抜きという意味でも、キャプテンやリーダーとしてチームを引っ張っていかなければならない時期だろう。

「もちろん、そういう年齢になってきたことは分かっています。だからこそ、プレーのクオリティを全体的に上げて、目に見える結果を出さないと、なれないものだと思います。キャプテンを任されるようになるために、チームに絶対に必要な選手になるために、結果が必要なんです、僕には」

 欧州挑戦をいったん封印し、苦しむレッズを救うために帰国した。

 しかし、AFCチャンピオンズリーグ決勝のアルヒラル戦で力の差を突きつけられ、大きなショックを受けた。昨季はシーズンを通して、チームに漂う停滞感を拭えなかった。

 レッズにタイトルをもたらすために、再び欧州へ羽ばたくために、そして、日本代表になるために――。

 全方位に自身の力を伸ばし、進化を遂げようとするのは、プロサッカー選手として当然の願望だろう。

 だからこそ、関根貴大は大いに悩む。迷い、もがき、考え尽くす。その先に新しい自分が待っていることを信じて――。

(取材/文・飯尾篤史)

cat_20_issue_oa-urawaredsnews oa-urawaredsnews_0_6asu870ss23k_負傷を克服したトーマス デンが5カ月と2週間ぶりに実戦復帰「ものすごく忍耐が必要だった」 6asu870ss23k 6asu870ss23k 負傷を克服したトーマス デンが5カ月と2週間ぶりに実戦復帰「ものすごく忍耐が必要だった」 oa-urawaredsnews 0

負傷を克服したトーマス デンが5カ月と2週間ぶりに実戦復帰「ものすごく忍耐が必要だった」

2021年5月14日 20:00 浦和レッズニュース

 最後に出場したのは20年11月29日の鹿島アントラーズ戦だったから、実に5カ月と2週間ぶりの実戦――。

 加入2年目の“トミー”ことトーマスデンが負傷を克服し、ピッチに帰ってきた。

 5月5日の柏レイソル戦で今季初めてベンチ入りすると、5月10日のJエリートリーグ・横浜F・マリノス戦に先発し、公式戦復帰を果たしたのだ。

 長い間、トミーを悩ませていたのは、足の付け根が痛くなるグロインペイン――サッカー選手にとって職業病と言われる症状だ。

 昨年、シーズン終了を待たずしてオーストラリアに帰国して治療に専念したものの、新シーズンが幕を開けても別メニューが続いていた。

「恥骨にものすごい痛みが生じていた。怪我の状態が悪いにもかかわらず、痛み止めを飲みながら無理して3〜4試合にプレーしたら、それが悪いほうに行ってしまった」

 今年1〜2月の沖縄トレーニングキャンプでは黙々とランニングをしていたトミー。シーズン開幕後の3月にはトレーニングに部分合流し、元気な姿を見せたこともあった。復帰は間近と言われていたが、思いのほか長引いた。

「いい日もあったり、悪い日もあったり、ものすごく忍耐が必要な時期だった。でも、慌てずにゆっくり、しっかりと治すように意識しながらやってきて、やっとみんなと一緒にトレーニングができるところまでになった」

 5月10日のJエリートリーグ・横浜FM戦では浦和レッズユース所属の工藤孝太とセンターバックのコンビを組んだ。自慢のスピードを生かしてカバーリングしたり、スライディングでボールをカットしたり、縦パスを蹴り込むなど、試合勘の衰えは感じなかった。

 後半に入ると疲労が生じたのか、膝に手をつく場面もちらほら。56分で途中交代となったが、久しぶりの実戦としては及第点だ。

 コンディションとスタミナ面には改善の余地があるものの、近い将来、槙野智章、岩波拓也のコンビに割って入ってくるのは間違いない。

 U-24オーストラリア代表のキャプテンであるトミーにとって、東京五輪出場は大きな目標のひとつ。ようやく復活を果たしたことで、オリンピックへの意欲も高まっている。

「残念ながら去年は延期になってしまったが、自分にとってものすごく特別で大きなイベントになると予想している。相手はスペイン、アルゼンチン、エジプトと、かなりタフなグループだけど、一生忘れられないような試合が待っていると思う」

 完全復活まであと少し。再発させたら元も子もないから、焦りや無理は禁物ではあるが、埼玉スタジアムのピッチでトミーが再びいきいきとプレーする日が待ち遠しい。

(取材/文・飯尾篤史)