1.ハッピーエンド
ヨーロッパの難民問題を背景に、フランス北部の町カレーで暮らす問題を抱えた3世代の家族の姿が描かれる物語。タイトルは『ハッピーエンド』だが、悲観的な作品に仕上がっている。
そのことについてハネケは、タイムアウトロンドンのインタビューに「私は悲観主義者でもなく、楽観主義者でもない。現実主義者なのさ」と答えている。
3月3日、公開予定。
2.120ビート・パー・ミニット
LGBT映画にとって2017年は輝かしい1年だった。
フランスのドラマ映画『120ビート・パー・ミニット』は、1990年代初頭のパリを舞台に、エイズへの偏見へ立ち向かうグループアクトアップ(ACT UP)の活動を描いている。
昨年のトレンドを継承する1本、公開日は3月24日。
3.犬ヶ島
ウェス・アンダーソンによる、架空の日本の都市「メガ崎市」を舞台にした、ストップモーションアニメーション。
失踪した愛犬を探す少年アタリの冒険を描く本作は、奇妙なユーモアが効いており、ビル・マーレイや、スカーレット・ヨハンソン、オノ・ヨーコ、渡辺謙、夏木マリら豪華な面々が声優を務めている。
5月公開予定。
4.レディ・バード
すでに、アカデミー賞の有力候補と言われている、グレタ・ガーウィグの単独監督デビュー作。
ガーウィグの自伝的な物語で、17歳の少女の揺れ動く心を、瑞々しくユーモアたっぷりに描いている。
主人公を演じたシアーシャ・ローナンの輝く演技を約束する。
6月公開。
5.オーシャンズ8
映画『オーシャンズ11』をオール女性キャストでリブートした、アクション映画。主役のデビー・オーシャンは、サンドラ・ブロックが演じる。
そのほかにも、ケイト・ブランシェット、アン・ハサウェイ、リアーナ、サラ・ポールソンと華やかなキャストが勢揃いする。
公開は8月を予定している。
5+1.ファースト マン
映画『ラ・ラ・ランド』のデイミアン・チャゼルが監督する、初めて月面を歩いたニール・アームストロングの伝記作品。
再びライアン・ゴズリングがチャゼルと組む。
歌は少ないが、たくさんのロケットは期待できる。
10月12日、全米公開予定(日本未定)