現地時間で2022年1月31日にロサンゼルスのステープルズ・センターにて開催される「第64回 グラミー賞」について、「最優秀ラップ・パフォーマンス賞」と「最優秀ラップ・アルバム賞」の2部門にノミネートしていたドレイクが、ノミネートを辞退するという驚きの行動に出た。
今年の11月下旬に「第64回 グラミー賞」のノミネーション一覧が発表され、ドレイクは、フューチャー&ヤング・サグとのコラボシングル「Way 2 Sexy」で「最優秀ラップ・パフォーマンス賞」に、アルバム『Certified Lover Boy』で「最優秀ラップ・アルバム賞」にノミネートを果たした。
しかし今回Variety誌は、ドレイクがこの2部門のノミネートを辞退したと報じたのである。情報筋が同誌に明かした話によれば、この決断はドレイク本人とドレイクのマネジメントチームによって下されたのだという。だが今のところその理由や経緯については明らかになっていない。
ドレイクは過去に、グラミー賞について批判的なコメントをしたことがあり、今年の1月に開催された「第63回 グラミー賞」のノミネーションが発表された昨年11月にもインスタグラム・ストーリーズでメッセージを発信。「インパクトのある音楽とこういうアワードにノミネートする音楽が必ずしもイコールではないということに毎年驚かされるけど、そろそろもう、いちいちビックリするのは止めないか」「間違いが正されるのを僕らは期待するけど、どうやらこういう組織は自分たちのやり方を変える気はないみたいだし」と綴り、改めてグラミー賞の在り方を非難したのだった。
ドレイクのノミネート辞退を受け、「最優秀ラップ・パフォーマンス賞」と「最優秀ラップ・アルバム賞」はそれぞれ4組の候補者たちでトロフィー獲得を競うこととなる。
MTV NEWS