映画『マイティ・ソー』シリーズなどへの出演で知られるオーストラリア人俳優のクリス・ヘムズワースが、仕事に関する悩みを告白!自分の体のある部分が原因で「誰も俳優として真面目に扱ってくれない」と、胸に抱く葛藤を吐露した。
“見事に鍛え上げられた筋肉”というイメージからアクション映画への出演オファーが多く、演技派として扱ってもらえないためにレオナルド・ディカプリオやダニエル・デイ=ルイスといった俳優たちとなかなか肩を並べることができないというクリス。The Telegraph誌の最新インタビューの中で、こう胸の内を明かした。
「ボディービルディングは自惚れの象徴だと思われている。だから、もしも僕が役作りのために体重を増やしたりガリガリに痩せこけたりしたら、きっと“れっきとした俳優”って言われるようになるんじゃないかな」
その一方で、『マイティ・ソー』のために筋肉質な肉体を保持するのは楽ではなかったと実際の体験談を引き合いに出し、これまで自分が一生懸命築き上げてきたものに対して充実感も感じていると、次のように続けた。
「10年にわたってトレーニングを続けるのは、もはやフルタイムの仕事だといっても過言ではない。トレーニングに加えて1日12時間の撮影――相当な努力が必要だ。めちゃくちゃやりがいも感じられる。もはやプロのスポーツ選手として見てもらってもいいくらいだ」
新型コロナウイルスの影響で撮影が5ヶ月間も保留になっていたが、ついに製作が再開したマーベルの『Thor: Love and Thunder(原題)』。役作りのためには逆に撮影が延期になってよかったと、クリスは次のように語ったのだった。
「これまでの『マイティ・ソー』の作品すべてと比べても、今作での自分は一番フィットで強靭な状態かもしれない。自由な時間がたくさんあったから、別のトレーニング法を試すことができたんだ。パワーリフティングとかボディービルディングのワークアウトで、どこまで自分の体をコントロールすることができるのかを確認できたと思う」
MTV NEWS