(写真:5月下旬、パートナー男性と動物病院を訪れた米倉)
「昨年4月に独立してから1年が経過しましたが、あまりにも忙ししすぎてストレスがたまっているそうです。
やはり自分で全部決めなければならないため、大きな負担を感じているのでしょう。仕事関係者にも、『社長って、本当に辛いんだね……』と漏らしていました」(芸能関係者)
米倉涼子(45)が主演を務める大人気ドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系)。その2年ぶりとなる新シリーズが今年10月からスタートすると報じられたことで、話題を呼んでいる。
早くも意欲を燃やしている米倉だが、そのいっぽうで苦悩も抱えているという。
「米倉さんは今年4月、個人事務所設立1周年記念のディナーショーを自ら企画。そこには同じく個人事務所を切り盛りする鈴木京香さん(53)もゲスト出演していたのですが、米倉さんはいろいろとアドバイスをもらっていました。
またトークでは経営者になることについて、『こんなにも大変なんだと実感しています』と話す場面もありました。
実際、独立してからはとにかく事務作業に忙殺されてきたといいます。従業員の給料や事務所の家賃といったお金の管理はもちろん、ギャラ交渉だって他人任せというわけにはいきません。またパソコンもほとんど使ったことがなかったのに、一から操作を覚えることになって大変だったそうです。
『独立前は事務所の人たちがこんなにも大変なことをしてくれていたかと思うと、改めて頭が下がる』と振り返っていました」(前出・芸能関係者)
■「ドラマとかやれるのかな」と不安も……
慣れない仕事の連続に悪戦苦闘の日々。さらに女優業の仕事が舞い込んだことで、一抹の不安も抱えているという。
「米倉さんが独立後に出演したドラマは、Netflixで配信予定の『新聞記者』のみ。そのときの撮影では知らないスタッフばかりだったため、かなり苦労も多かったといいます。
そういう意味では、今回の『ドクターX』は気心の知れたスタッフや出演者がそろっています。ただ社長業が大変なこともあって、『ドラマとかやれるのかな』と不安も漏らしていたそうです」(テレビ局関係者)
だが、そんななかでも米倉はすでに前を向き始めているという。
「もともと米倉さんが独立したのは、『これからは自分らしく生きていきたい』と考えたから。たしかに社長業と女優業の両立は大変かもしれませんが、夢をかなえるために必要なことです。彼女はちゃんとそのことを理解しているので、むしろ今の過酷な状況も楽しんでいます。
『ドクターX』は、今年でシリーズ10年目に突入。米倉さんも独立1周年を迎えました。より成長した大門未知子の姿を見せてくれるのではないかと、現場からも期待の声が上がっていますね」(別の芸能関係者)
『ドクターX』HPのインタビューで、彼女はこう語っている。
《以前は周りの皆さんが作り上げてくださった棚の上に乗るだけだったのが、今はそれこそショーのライティングや楽曲選びなど、打ち合わせの段階から参加させていただくようになったんです。頭は毎日休まらないですけど(笑)、ゼロから作り上げる楽しさを覚えました!》
独立してから初となる代表作の復活。米倉の挑戦が今、始まる――。