都内の裏路地に一台の車がとまる。仕事や学校へ向かう人々が行きかうなか、降り立ったのは黒いジャケットに身を包んだ相葉雅紀(38)だ。
1月中旬のこの日、朝から相葉が向かった先にあったのは、静寂に包まれた神社だった。
相葉の知人はいう。
「ここは5年ほど前から相葉さんが氏神様として定期的に通っている神社で、五穀豊穣や商売繁盛の御利益があるといわれています。ジャニーズの後輩のコを連れていたこともあるそうです」
お参りは相葉にとって欠かせない“ルーティン”であるようだ。
「昨年7月放送のラジオ番組で、リスナーから“必ずやっている日課”を質問された相葉さんは神社への参拝をあげたうえで、『なんか気持ちいいんだよね。“1日始まるぞ”みたいな感じがして』と明かしていました」(ラジオ関係者)
昨年12月31日をもってグループとしての活動を休止した嵐。今年からは“ソロ”として活動する各メンバーだが、当の相葉は自身がMCを務める新番組『VS魂』(フジテレビ系)が初回放送を迎えた1月3日の深夜に体調不良を訴え、同番組の収録を2回分欠席する事態に。
そんな相葉のピンチに駆け付けたのが、二宮和也(37)だ。
「年が明けてから二宮さんは自宅で大好きなゲームに熱中するなど久しぶりのオフを満喫していましたが、相葉さんの体調不良がわかった3日の夜に急きょ、マネージャーから4日の収録への代打出演を打診されたそうです。
オフ中でしたが、二宮さんは“相葉さんのためなら”と二つ返事で引き受けたといいます。番組では電話出演した相葉さんから『ちょっとだけ頼りがいなくやってもらっていい?』とお願いされるなど、代打出演は大成功に終わりました」(フジテレビ関係者)
10日から本格的に復帰した相葉。本誌が目撃した日は氏神様に全快の感謝をささげていたのだろう。
また先日、一部で今春“父親”になることが報じられていた二宮だが、心の準備は万端のようだ。
「独身時代から“子供は得意じゃない”と公言していた二宮さんですが、大きくなったらゲームを一緒にすることを楽しみにしているそうです。“ゲームならいくらでもやっていい”と胸を張って子供に言えるような父親になりたいと言っています」(二宮の知人)
休止後、まだメディアに姿を見せていない松本潤(37)も“リモート”で相葉をもり立てていた。
「『VS魂』の新レギュラーに決まったKing&Princeの岸優太さん(25)やジャニーズWESTの藤井流星さん(27)らに松本さんが激励のメールを送ったそうです。松本さんは今後、後輩育成に注力していく方針なので、嵐のメンバーと共演する後輩たちを“指導”する形で支えていくのでしょう」(前出・フジテレビ関係者)
そして櫻井翔(38)は“見守り役”として奮闘するメンバーを支えているようだ。
「休止後、櫻井さんは今まで以上にメンバーと連絡を取ってコミュニケーションを深めるようになったそうです。『VS魂』のオンエアをしっかりチェックしてLINEで感想を伝えたそうです。
また昨年二宮さんが主演した映画『浅田家!』でブルーリボン賞の主演男優部門などにノミネートされたこともとても喜んでいるといいます」(日本テレビ関係者)
1月4日、キャスターを務める『news zero』(日本テレビ系)で櫻井はこう語っている。
「会う機会は減った分、やり取りが増えているという不思議な現象が起こっています」
櫻井が仲間へ熱心に目配りする陰には、やがてくる“再集結”への思いがあるようだ。
「活動休止した際、ファンだけでなく日本中から感謝の声があがり、櫻井さんは改めて嵐の存在の大きさを実感したそうです。“嵐を忘れさせたくない”という思いから『SHOWチャンネル』でも“メンバーの名前を出していく”と張り切っているそうです。休止期間を“個々がスキルアップする時間”と捉えている櫻井さんのことですから、各メンバーの活動を見守ることで“よりパワーアップした状態で再集結したい”と考えているのでしょう」(前出・日本テレビ関係者)
冒頭の神社で、5分ほど参拝し、仕事へと向かった相葉。氏神様への“祈り”には今年から当面、別々の道を歩むこととなったメンバーの“幸福な再出発”を願う気持ちが込められていたことだろう――。
「女性自身」2021年2月2日号 掲載