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《私がこの文章を公表するに当たり、天皇皇后両陛下と上皇上皇后両陛下にご報告を申し上げました。天皇皇后両陛下と上皇上皇后両陛下が私の気持ちを尊重して静かにお見守りくださっていることに、深く感謝申し上げております》
昨年11月、眞子さんは結婚に関する「お気持ち」を表明した文書で、このように述べていた。一方、今回の結婚会見では、両陛下や上皇ご夫妻への感謝の言葉はなかった。
「いろいろないきさつがあったとはいえ、30年間支えてくれた皇室の方々への言及がなかったのは寂しい限りでした。小室さんは開口一番『眞子さんを愛しています』と発言しましたが、それよりも先に言うべきことがあったのではないでしょうか……」(宮内庁関係者)
また会見では、眞子さんからご両親への感謝の言葉もいっさいなかった。
「秋篠宮ご夫妻と眞子さんの関係が修復されなかったことが、残念でなりません。小室さんとの結婚を祝福なさらない秋篠宮ご夫妻は、眞子さんにとって“敵”なのかもしれません。文書回答にもご両親への言葉はなく一生断絶と言わんばかりです」(前出・宮内庁関係者)
小室さんは会見で「誤った情報があたかも事実であるかのように扱われ、誹謗中傷が続いた」と発言。また眞子さんも、誤った情報が「いわれのない物語となって広がっていく」と述べた。
だが、小室さんへの反発が強まっていったのは“誤った情報”のためだったのか? 皇室担当記者は首をかしげる。
「秋篠宮ご夫妻は週刊誌などの報道を読むだけでなく、小室さん側の見解を本人から直接聞いています。つまり、双方の言い分を把握しており“誤った情報”に惑わされたとは考えにくいでしょう。秋篠宮ご夫妻だけでなく、天皇皇后両陛下や上皇ご夫妻も、眞子さんの幸せを願うお気持ちこそ示されたものの、今回の結婚に祝福の言葉は贈られていません。
もし小室さんが誠実で説得力のある説明をしていれば、秋篠宮ご夫妻は全力で小室さんを守り、皇室を挙げて結婚を祝福できるように、手を尽くされたはずです。そうならなかったのはやはり、小室さんの対応が誠実とはいえず、金銭トラブルを引き起こした佳代さんへの不信感が拭えなかったからでしょう」
佳代さんの元婚約者・X氏の代理人は本誌の取材にこう答える。
「X氏は会見当日までに、圭さんと会いたいと考えていました。結婚前に金銭トラブルが解決していれば、いい雰囲気で会見が迎えられるはずだと思ったからです。私は小室さん側の代理人に何度も連絡をしましたが、残念ながらいい返事はありませんでした」
会見では「解決に向けて、私ができる限り対応したい」と述べていたが、少なくとも現在、X氏側に小室さんの誠意は伝わっていないようだ。いくつもの断絶を残したまま、眞子さんと小室さんは日本を発つことになるのか――。