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2017年9月に婚約内定会見を行ってから丸3年、秋篠宮家の長女・眞子さんと小室圭さんがついに入籍。10月26日に記者会見を開いた。
これまでも賛否を呼んできた2人の結婚。今回の会見後も、その反応は大きく分かれることとなった。そんななか、恋愛ジャーナリストのおおしまりえさんが語った「視点の違い」とはーー。
10月26日、かねてより婚約中だった秋篠宮家の長女・眞子さまと小室圭さんが婚姻届を提出。午後になり、2人揃って都内のホテルで結婚会見を行いました。
当初予定されていた質問項目には文書での回答となり、会見は11分とかなり短時間。そのため当初からあった数々の疑惑の具体的な説明はされぬまま入籍したとあって、一部からは変わらず批判の声が上がっています。
しかし一方で今回の会見後、2人の結婚を祝う視聴者のコメントも多く見受けられます。批判と応援、この温度差はどこにあったのでしょう。
■賛否を分けた視点の違い…「2人の感情に共感」か「現実問題を重視」か
11分の会見の中では当初問題とされていた圭さんの母・佳代さんと元婚約者の方との金銭トラブルには触れたものの、現在の細かな状況説明はなし。金銭的なやり取りは今後、母に変わって自分が対応していくつもりといった発言に止まりました。
また圭さんの留学についても眞子さん側からの援助等は一切なかったこと、早期の留学をお願いしたのは海外に拠点が欲しかった眞子さんの意向であった旨も、改めて眞子さんの口から明言されました。
こうした対応に対して、当初から“皇族としてのあり方”について言及していた人たちからは「結局、ハッキリさせず仕舞い」といった、批判や落胆の声も多く上がっていました。
一方で会見では「私は眞子さんを愛しております」(圭さん)や「私たちにとって結婚は、自分たちの 心を大切に守りながら生きていくために必要な選択」(眞子さん)といった、感情に訴える言葉や表情が多く見受けられました。そして皇室や皇族といった問題とは別の、純粋な感動や応援の声を生んでいました。
このように人によってリアクションが二分された背景には、「当初あった現実問題を重視して見ていた」か「2人の感情に共感しながら見ていた」かという全く違った視点があったように思います。
■多くの国民が改めて「皇室のあり方」について考える機会に
恐らく多くの国民が今回の問題を通して皇室制度や宮内庁に対して良くも悪くも身近に感じ、そして様々な考えを持つきっかけになったのではないでしょうか。
それは遠い存在であった皇室に対して当事者意識を感じながら考えるという意味では、良い部分もあるのかもしれません。
疑惑を残し、国民の祝福を得られきれないなかでの結婚が良いか悪いかはわかりません。
筆者は以前、女性自身の【母との距離が近すぎる…小室圭さん結婚にみる4つの不安材料】という記事の中で“一般的に見てこの結婚には前途多難な要素が多い”と書かせていただきました。
個人的な感想を述べますと、“一方的かつ短時間の会見という力技で最後まで主張を通しきった”といった印象が無くはありません。
ただ入籍した夫婦に対して、結婚自体を今から反対したりどうこうしたりするのは無粋というもの。
それはこれから2人のあり方が、そして未解決の問題の行方が証明してくれるはずです。
今はどうかお二人が末長く平和で幸せな家庭を築けるよう、一国民として願いたいと思います。
(文:おおしまりえ)