お腹の赤ちゃんの性別を発表するパーティーで、人命が失われる悲劇が起こった。米国版「The Sun」紙など、複数の海外メディアが報じている。
報道によると、3月30日午後、カリブ海沿岸のリゾート、ニチュプテ・ラグーンで、ある夫婦とその家族、友人は歓喜に沸いていた。夫婦にはもうすぐ赤ちゃんが生まれる。この日、その胎児の性別を大々的に発表するパーティーが開かれていた。2機の小型飛行機が、性別をあらわすマークを付けてアクロバット飛行を行うという大掛かりなものだった。
The Sun紙が公開したビデオでは、「女の子よ!」「女の子だ!」と出席者が喜び合い、「(飛行機が)僕らのところに墜落してこないといいんだけどね」と冗談めかして笑っている声がおさめられている。その直後、1機の小型機が海に真っ逆さまに墜落し、歓声は悲鳴に変わった。
メキシコのメディア「Debate」によると、メキシコ海軍が救出に駆けつけ、操縦士と副操縦士が引き上げられた。しかし、1人は救出中に死亡が確認され、もう1人も陸地で応急処置を受けている最中に息を引き取ったという。