米ルイジアナ州で先月13日、34歳の母親と隣人の女性が自宅で撃ち殺される事件が起こった。同州テレボーン郡パリッシュの保安官事務所が今月になって発表したプレスリリースによると、犯人は被害者であるブリタニー・コーミアさんの兄が殺し屋として雇った男2人で、ターゲットはブリタニーさんの娘だったという。
事件発生後、捜査官はすぐにブリタニーさんの兄ボー・コーミアに疑惑を目を向けた。性犯罪者であり、姪(ブリタニーさんの娘)をレイプしたと告発されていたからだ。その後の捜査により、ボーが2人の友人に姪の殺害を依頼していたことが判明した。
事件当日、ブリタニーさんは家に押し入った殺し屋から子どもたちを逃がしてクローゼットに匿い、殺し屋の標的である娘のふりをして身代わりに殺されたという。この時、ブリタニーさん宅を訪れていた隣人のホープ・ネトルトンさんも、抵抗したために命を落とした。
ボーと2人の殺し屋は、第一級殺人罪と共謀罪で起訴され、保釈金200万ドルは支払えず拘留中だ。ジョー・ウェイツJr.地方検事は、「死刑も十分視野に入っている」とコメントしている。