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「大学では新しい知識を得たときに感じられる喜びを大切にしながら、さまざまなことに取り組んでいければと思っております」
10月24日、チェックのスカートに紺のブレザー姿、大きめのショルダーバッグを肩にかけ、愛子さまは学習院大学へ“初登校”された。
この日は愛子さまが進学された文学部日本語日本文学科の1年生約100人が登校し、教職員の紹介などをするガイダンスが開かれた。コロナ禍で入学式は中止となり、授業もオンラインで行われていたため、愛子さまは同級生とも“初顔合わせ”となった。
愛子さまが初登校された前日の10月23日には、秋篠宮家の長女・眞子さまが29歳の誕生日を迎えられている。
「11月8日に行われる『立皇嗣の礼』以後に、眞子さまから“結婚宣言”があるのではないかと囁かれていました。しかし、ここにきて秋篠宮家の側近は『新型コロナウイルスの影響などで状況が変わったため、発表が今年中にあるかどうかはわからない』と慎重です」(皇室担当記者)
希望に満ちた新しい一歩を踏み出された愛子さまと、国民から結婚への支持を得られず悩まれている眞子さま――。
眞子さまと小室さんの結婚について、天皇皇后両陛下はどのようにお考えなのだろうか。
「最終的には秋篠宮家の問題ですので、姪の眞子さまの幸せを祈りつつ、口出しはしないというスタンスで静かに見守っていかれるでしょう。ただ、愛子さまのお相手は、小室さんのような男性ではないほうが……というのが両陛下のお考えなのではないでしょうか」(宮内庁関係者)
愛子さまも来年には20歳で、そう遠くない時期にご結婚という話が出てもおかしくない年齢だ。
「皇族方の結婚についても、近年はご本人がお相手を探されることが多くなってきました。両陛下はもちろん、眞子さまが皇族としてご公務に取り組む姿勢などは高く評価されています。ただし結婚相手選びに限っては、愛子さまには眞子さまを“反面教師”にしてほしいというのが本音でしょう。そこで雅子さまは愛子さまに、眞子さまとは異なる”脱・優等生”大学生活を提案されているといいます」(前出・宮内庁関係者)
'10年に国際基督教大学に入学された眞子さまは、'12年6月に小室圭さんと出会い、結婚前提の交際をスタートされた。
「眞子さまは大学3年生で留学されるまで、一度も単位を落とされたことがなかったそうです。そんな失敗のない“優等生”的な人生を歩んでこられた眞子さまにとって、自分の目指す目標に向かって情熱的にまい進する小室さんの姿は、まさに“太陽のように”まぶしく見えたことでしょう」(前出・皇室担当記者)
■学習院にも“第2の小室圭さん”の可能性が…
真面目すぎる性格ゆえに、小室さんに強く惹かれてしまったという眞子さま。愛子さまも中学・高校と女子校で学ばれ、眞子さまと同じくほとんど男子生徒との接触はなく、優等生的な生活を送られてきた。
「学生時代に結婚相手を見つけてほしいという思いの一方、そのお相手は国民も納得するような方であってほしい……。両陛下は、愛子さまの学生生活に期待と不安の両方を抱かれていることでしょう。皇族・華族のための教育機関として設立された学習院ですが、現在は普通の学生が集まっています。“第2の小室圭さん”がいても不思議ではありません」(前出・宮内庁関係者)
近年、女性皇族方には晩婚化の傾向が見受けられる。黒田清子さんが夫・慶樹さんと結婚したのは36歳のときだった。
現在、三笠宮家の彬子さまは38歳、瑶子さまは37歳、高円宮家の承子さまは34歳。独身のまま、皇室に残られている。
「晩婚化の背景には、十数年前から議論されている女性宮家の創設が、いまだに実現していないことがあります。現在の制度では、女性皇族は結婚に伴って皇室を離れることになります。つまり皇族女性は、“女性活躍”が叫ばれる昨今においても結婚と仕事を両立できないのです。それゆえ、皇室にとどまってご公務を続けるうちに、結婚のタイミングが遅くなってしまう……という状況が生まれているのではないでしょうか」(前出・皇室担当記者)
そんななかで、大学在学中にご自身でお相手を見つけられたのが眞子さまだった。女子校育ちで男子生徒とほとんど接する機会のなかった眞子さまは、20歳のときに小室さんと出会い、翌年にはプロポーズをお受けになってしまったのだ。
「愛子さまが将来の結婚相手を選ばれるにあたっても、ある程度は異性との交友関係があったほうがいいでしょう。おとなしい印象の愛子さまにも、学生時代にしかできない経験を積み、さまざまな人と出会ってほしい――。雅子さまはそうお考えになって、愛子さまにあえて“脱・優等生”の心得を授けられたのでしょう」(前出・宮内庁関係者)
母から課された心得を胸に、愛子さまの“青春”が始まる――。
「女性自身」2020年11月10日号 掲載